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欧州フォードの屋台骨 新型EV「プーマGen-E」発表 ガソリンモデルとの価格差約70万円

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欧州フォードの屋台骨 新型EV「プーマGen-E」発表 ガソリンモデルとの価格差約70万円

人気クロスオーバーが航続距離376kmのEVに

欧州フォードのベストセラー車である「プーマ」のフルEVモデルが発表された。3万ポンド(約570万円)以下で航続距離376kmを実現した。

【画像】ガソリン車ベースの新型EV、デザインは踏襲【フォード・プーマGen-Ewを写真で見る】 全10枚

販売台数を支える人気のコンパクト・クロスオーバーが電動化され、マスタング・マッハE、カプリ、エクスプローラーなど、フォードのEVラインナップに仲間入りを果たした。ミニ・エースマンやプジョーe-2008などと競合することになる。

「プーマGen-E」と名付けられ、ガソリンエンジン搭載モデルとほとんど変わらない外観をしている。違いは、フロントエンドが若干変更されてマスタング・マッハEを模した形になっていることと、マフラーがないことだ。

フォードは、ハンドリングが高く評価されているプーマの人気をさらに高め(2024年の英国での販売台数はこれまでに4万2465台)、既存オーナーのEVへのスムーズな移行を期待している。

プーマGen-Eは、従来と同じく「Bカー」プラットフォームの改良版をベースとしている。床下に43kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、ガソリンモデルよりも車高が5mm高く、全長も28mm長い。

標準グレードの「セレクト」でWLTP航続距離376km、上位グレードの「プレミアム」で364kmを実現している。最大100kWの速度で充電でき、10~80%の充電に23分かかる。

ライバルと比較すると、プジョーe-2008は50kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で341km走行できる。効率性の高さではプーマに軍配があがる。

最高出力168ps、最大トルク29.5kg-mの電気モーター(英国ヘイルウッドのフォード工場で生産)をフロントに搭載し、0-100km/h加速加速は8秒、最高速度は160km/hに達する。

また、フォードの新しい床下収納「ギガボックス」を標準装備する。これにより、トランクスペースは456Lからクラス最高水準の523Lに拡大し、ミニ・エースマンよりも223L多い。ボンネット下に43Lの「フランク」もある。

インテリアはガソリンモデルとほとんど同じで、ワイヤレスのアップル・カープレイとアンドロイド・オート搭載12.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、12.8インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイ、スポーツシートが装備される。

また、シートヒーターと、ワイヤレス充電パッド付きの携帯電話収納スペースが追加されている。

上位グレードには、Bang & Olufsenのオーディオシステム、キーレスエントリー、ハンズフリーでトランクを開閉できる機能、18インチのアルミホイール(オプションで19インチも用意)が装備される。マトリクスLEDヘッドライトもオプションとして選択できる。

プーマGen-Eの英国価格は2万9995ポンド(約570万円)からで、同等グレードのガソリンモデルよりも3645ポンド(約70万円)高い。上位グレードのプレミアムは3万1995ポンド(約610万円)。生産は、ルーマニアのクラヨーヴァ工場でガソリンモデルと並行して行われる。

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みんなのコメント

2件
  • jpgawd
    >同等グレードのガソリンモデルより約70万円高い

     つまり、ガソリンモデルは約500万円という事。

     何かと「高過ぎる」という声をよく見る日本の自動車の話だけど、先進国の価格の水準はこうなのだろう。
     考えてみればもともと自動車の価格はこんなものと思う。
     30数年以上前、大卒初任給が13〜15万円くらいの頃、マークⅡやスカイラインは250万円くらいだった(もちろんエントリーグレードではなく売れ筋)。
     それを今の初任給で考えたら、400万円以上するのは不思議でもなんでもない。

     「昔は車が安かった」とは思わない。「軽自動車やコンパクトカーは安かった」と言うけど、ナビどころかパワステやパワーウィンドすら無く、アルミホイルもスポーティーなタイヤも標準じゃなかった。
     
     
  • 平静のエンタメ
    厚生労働省の資料によれば、1991年を100としたときの2020年の実質賃金はイギリス144.4に対して日本は96.3である。つまり、イギリスは日本の1.5倍の賃金という事になる。570万円を日本の賃金に合わせたら380万円と同じ感覚ということです。
    フォードも立派なマルチパーパスの道を歩んでいるが、同一プラットホームでハイブリッドもBEVも出しているということ。それに対して、同じマルチパーパスをうたいながら、ハイブリッドとBEVは同じプラットホームでは出さない方針なのがトヨタ。
    このようなニュースを見るたびに、遅れているトヨタのことを考えてしまいます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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