ホンダNボックス・シリーズのニューモデル『ジョイ』が登場
軽スーパーハイトワゴン市場が活況で、コロナ禍以降、市場規模が60万台まで回復した。
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そのような状況の中で、Nボックスはフルモデルチェンジされてからも22万台規模で推移しており、3年連続で新車販売台数第1位を獲得している。
現行モデルである3代目も、デザイン、パッケージ、走り、静粛性、安全性、装備といった多方面でユーザーから高い評価を獲得しており、さらに保有台数が拡大。NボックスからNボックスに乗りかえるファンも増え、256万台という保有台数を誇っている。
そんな、増え続けるNボックス・ユーザーの新たな選択肢として、今回、新たな派生モデルである「Nボックス・ジョイ」が導入されることになった。
どうやらホンダは、初代Nボックスから2代目Nボックスに乗りかえ、3台目の愛車も現行Nボックスにしようと思っているユーザーが「これまでとは異なるタイプのモデルがあるとウレシイ」と思っている、そんなニーズが確実にあることを以前から想定していたようだ。
なんと、Nボックス/Nボックス・カスタム/Nボックス・ジョイという3モデルは、開発時から設定されていたという。
つまり、Nボックス・ジョイはこの度ニューモデルとして登場することになったが、実は開発自体はNボックス/Nボックス・カスタムと同時スタートだったのだ。内外装とも見事に差別化され、Nボックス・ジョイにしかない独自の価値が備わっているのには、そういった理由があったのだ。
自由な姿勢で、のんびり楽しむ「ふらっとテラス」が見どころ
コロナ禍で加速した価値観の変化によって、移住、テレワーク、国内旅行がより一般的なものとなった。
遊びの価値観も変化し、キャンプはグランピングへ、映画鑑賞はストリーミングへと移行。
もっと気楽に、という想いの中で、誰でも簡単に仲間と開放感を楽しめる『チェアリング』が注目されており、リアシートを倒すと『ふらっとテラス』が現れるNボックス・ジョイは、心に余裕を持ち、自分らしく楽しむエンジョイ・マイペース・ボックスというコンセプトを打ち出している。
ホンダが想定しているコアユーザーは、生活に求める価値観がインドアでもアウトドアでもリラックスしたいというものになっている20代の若者で、彼ら彼女らと共通の価値観を持つプレファミリーや50~60代の夫婦もターゲット。
Nボックスが有する安心、信頼の土台のもとで提供される、Nボックス・ジョイならではの新しい魅力を幅広い年齢層が堪能できる。
インテリア・CMF(カラーマテリアルフィニッシュ)デザインは、ジェンダーフリーで、気楽に使えて長く愛せるチェック柄を採用。ブルーとオレンジが入った遊び心のあるカラーミックス糸が使われ、Nシリーズ初となる撥水表皮となっている。
『ふらっとテラス』は座り心地を向上させるため、フレームの凹凸を感じさせないプレートが入っている点もポイントだ。
自然吸気エンジン仕様とターボエンジン仕様をラインナップ
『心の余裕を大切にしたいユーザーの生活をもっとマイペースに』というコンセプトで開発されたNボックス・ジョイも、自然吸気エンジン仕様とターボエンジン仕様の2グレード設定。
前者はファブリックシート、ホイール・ハーフキャップ、後者はコンビシート、表皮巻きドアライニングアームレスト、本革巻きステアリング、パドルシフト、ホイール・ハーフキャップ+メッキリングを採用している。
両モデルともフロアの後端を80mmアップし、自立するフロアエンドボードと洗えるフロアアンダーボックスを装備。エクステリアカラーは自然に馴染むオシャレな7色で、ボタニカルグリーン・パールとデザートベージュ・パールが新色となる。
気楽に頼れる道具感がキーワードとなる外装はファンクショナルフェイスで、泥や傷つきを気にしないツールっぽさを演出。
アウタードアハンドルなどがブラックとなり、ベルリナブラックで塗装された14インチスチールホイールを採用するなど、強さと機能感が加味されている。
純正アクセサリーのコンセプトはNプラスIroDoRiで、普段の暮らしにプラスして外遊びにも彩りを加えることができる。往年のステップバンの雰囲気を楽しめるオレンジストライプが用意され、レトロテイストの個性と遊び心を両立させたアクティブ・レジャー・スタイルも提案。
内装ではユーティリティネット&フック、テールゲートタープ、カーゴライナーなどが用意されている。発売は9月27日予定だ。
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みんなのコメント
リアの積載量に問題があると思う。
それに完全なフラットでも無いと言う・・・