2023年1月16日(スウェーデン・現地時間)、ボルボはBEV(電気自動車)「C40リチャージ」と「XC0リチャージ」に新たに後輪駆動モデルを加えたと発表。同時に航続距離と充電時間のアップデートも行われた。ボルボブランドとしては実に、25年ぶりのRWDである。
久々のRWDモデルは、航続距離も大幅に上まわる
これまでボルボのBEV(電気自動車)「C40リチャージ」(以下C40)と「XCリチャージ」(以下XC40)の駆動は、2モーターの4WDとシングルモーターのFWD(前輪駆動)を選択することができた。そこに今回、新たに後輪駆動が加わった。ボルボにとって、実に25年ぶりのRWDラインナップとなる。
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さて、そのRWDモデルだが、FWD(前輪駆動)モデルと同じ175kW(238ps)のモーターを1基搭載する。バッテリーも同様に63kWhとなる。ここまでは搭載位置が異なるだけのようにも思える。
注目すべきは、RWDの追加を機に航続距離のアップデートが行われていることだ。「XC40」の場合、バッテリーの冷却効果を高めることで、航続距離が460km(WLTP、以下同)と従来のFWDシングルモーターモデルの425km(WLTP)を大幅に上回るものとなっている。「C40」は、従来の438kmから476kmと、これまた大幅に延ばしている。
また、充電時間も速くなった。130kWの急速充電器を使えば、10から80%までの充電が約34分で完了する。
4WDモデルもモーター出力をバージョンアップ
RWDモデルには、さらなる選択肢もある。もう少しパワー&航続距離のゆとりが欲しいというオーナー向けに、185kW(252ps)のモーター搭載車も用意されている。バッテリーは82kWhで、「XC40」の航続距離が515km、「C40」が533kmとさらに頼もしい数値をたたき出している。
急速充電対応も、従来の150kw対応から200kWまで拡大されたので、10から80%までの充電を約28分で終えることができる。
RWDとFWDとなったシングルモーターバージョンに後れをとってはということで、2モーターの4WDモデルにも改良が行われた。
従来は、前後に150kWのモーターを搭載していたが、新たに前に183kw、後ろに117kWのモーターが配置された。そして、シングルモーター同様に、82kWhのバッテリーの冷却効果を高めることで、航続距離の延長も図られている。「XC40」が438kmから500kmで、「C40」が451kmから507kmと、こちらも大幅なアップが図られている。
[ アルバム : ボルボのBEV「C40リチャージ」と「XC40リチャージ」にRWDモデルがラインアップ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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