三菱自動車工業は、軽自動車タイプの電気自動車(EV)「eK クロス EV」を2022年6月16日より全国の系列販売店および楽天市場店で販売を開始すると発表した。価格は239万8000~293万2600円。
これに併せ、発売に先駆けて2022年5月20日より行っている先行注文の受け付けについて、6月12日までの受注状況も公表した。それによると約1カ月で月販目標台数850台の4倍となる約3400台を受注したという。
約6割が上級グレードを選択
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その内訳は、受注数の約6割が上級グレードの「P」を選択。そのうちの86%は運転支援機能「マイパイロット パーキング」や「マイパイロット」を含むパッケージオプションの「先進安全快適パッケージ」を装着している。このほか29%はシート生地が合成皮革とファブリックのコンビとなる上質仕立てのライトグレー内装「プレミアムインテリアパッケージ」を装着している。
ボディカラーでは、全受注数の18%の人がナチュラルアイボリーメタリックを選択。続いてホワイトパール/ブラックマイカが16%、ミストブルーパール/カッパーメタリックとミストブルーパールがそれぞれ12%と続く。
補助金でガソリン車並みの実質購入金額が魅力
軽EVの「eK クロス EV」についての反応はというと、「お客様からは、補助金の活用によるガソリン車とそん色のないお求めやすい実質購入金額、日常使いに十分な航続距離と自宅で充電できる手軽さ、SUVテイストのアクティブな外観デザインや、軽自動車とは思えない広々とした快適な室内空間などが好評を得ています」とし、特に自治体独自の補助金制度を設けている地域に住む人や、家族で複数台を所有する人からの注文が多いそうだ。
「eK クロス EV」は、SUVテイストの軽自動車「eK クロス」シリーズに新たに追加したEVモデルで、一充電走行距離は180km(WLTCモード)と、日常使いに十分な走行距離を確保。国の補助金(55万円*)を受けると、実質的な購入金額が184万8000円(Gグレードの場合)からと、ガソリン車同等になる価格設定としている。
また、広々とした快適な室内空間や使い勝手のよさに加えて、EVならではの滑らかで力強い走りや、静粛性、乗り心地などに優れ、さらに先進の運転支援機能やコネクティッド技術なども利用できるなど、快適性と利便性を追求したモデルとなっている。
*令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」および令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象となっており、55万円の補助金が交付される
[eK クロス EVの注文状況]
●グレード別構成比
「P」グレード…57%
「G」グレード…43%
●主要メーカーオプション装着率
「P」グレード
・先進安全快適パッケージ…86%
・プレミアムインテリアパッケージ…29%
・ルーフレール…23%
「G」グレード
・寒冷地パッケージ…63%
・先進安全パッケージ…29%
・アクティブパッケージ…10%
●主要ボディカラー構成比
・ナチュラルアイボリーメタリック…18%
・ホワイトパール/ブラックマイカ…16%
・ミストブルーパール/カッパーメタリック…12%
・ミストブルーパール…12%
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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