TNGAボディ採用で先進装備も走りも新世代になった
2019年9月から販売されている現行「トヨタ カローラ」。海外モデルとプラットホームを共有するグローバルモデルでありながら、日本の道路事情を考えた全幅1745mmの専用ナローボディが与えられ、海外仕様(全幅1790mm)より45mmナローになっています。
フルモデルチェンジの最大のトピックスがトヨタの新世代プラットホームであるTNGAプラットホームの採用です。高剛性、低重心、軽量化と言った特徴を持ったこの新世代プラットホームが導入されたトヨタ車は、以前よりも乗り心地や操縦安定性など走りの気持ちよさと質感がグッと向上。現行カローラも、先代よりも走りが確実に良くなりました。
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また、各種先進装備が多く採用されたのも注目ポイント。運転支援システム「トヨタセーフティセンス」が標準装備された他、国内のトヨタ車で初めてディプレイオーディオを標準搭載し、スマートフォンとの連携やコネクテッドサービスを充実。まさに新世代のスタンダードにふさわしい進化を遂げています。
マイナーチェンジは2021年7月に1回行われており、内容としてはペダルの踏み間違えによる急発進を抑制するプラスサポートなどが設定されています。
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グレードとパワートレイン
カローラには3つのパワーユニットが用意されています。それぞれのパワーユニットでのグレード展開は以下の通り。
<1.8L ハイブリッド>
・W×B・・・・・・・275万円(2WD)/294万8000円(4WD)
・S・・・・・・・・・257万4000円(2WD)/277万2000円(4WD)
・G-X・・・・・・・・240万3500円(2WD)/260万1500円(4WD)
<1.8Lガソリン>
・W×B・・・・・・・231万5500円(2WD)
・S・・・・・・・・213万9500円(2WD)
・G-X・・・・・・・193万6000円(2WD)
<1.2L ターボ(6MT)>
・W×B・・・・・・・242万4400円(2WD)
ハイブリッドと1.8Lガソリンエンジンは3グレード展開。走りの楽しさに重きを置いた1.2Lターボは最上級グレードW×Bのシングルグレードで、トランスミッションは6MTのみとなっています。4WDはハイブリッドのみに設定され、プロペラシャフトが無く必要な時にモーターが直接後輪を駆動するE-Four(電気式4WDシステム)です。
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<各グレードの主な特徴>
●G-X:主に法人需要向けのエントリーグレード
内外装は質素に仕上がっていて、15インチ(タイヤサイズ195/65R15)のスチールホイール&ホイールキャップで簡素な印象です。
装備面で言えばミラーがスマートキーと連動するオート電動格納式でなかったり、リアウィンドウとリアドアガラスがプライバシーガラスでなかったりといった点に他のグレードとの装備差が見られます。運転支援システムに関しても違いがあり、他のグレードでは標準装備となる電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、レーントレーシングアシスト、バックガイドモニター、前後方静止物に対するパーキングサポートブレーキなどはセットオプションとなっています。しかしそのオプション料金も2万6400円と割安なため、最低限の装備でいいという人はG-Xをベースにオプションを装着するのもありです。
●S:中間グレード
内外装に加飾が加わり、ステアリングも本革巻きに(G-Xはウレタン)、ホイールも16インチのアルミとなり、G-Xで感じたビジネス感から脱することができます。基本的な快適、便利装備や運転支援システムといった機能的装備の内容も最上級グレードW×Bと遜色がありません。
●W×B:最上級グレード
内外装を中心とした専用装備が増えます。ホイールも17インチとなるほか、グリルにメッキモールが追加されます。また、W×Bは唯一異なるヘッドライトを装着しており、目元の印象がグッとシャープになるほかLEDのデイライトが備わっています。
内装は合成皮革とレザテックのコンビシートの他、7.0インチ(他は4.2インチ)のインフォメーションディスプレイを採用したメーターとなっています。
機能的な装備面はSとほぼ変わりありませんが、リアシートは異なります。W×Bが6:4分割可倒式なのに対して、それ以外のグレードは一体型の固定式となっています。リアシートを倒して長物を積みたい場合は、最上級グレードW×B一択となるでしょう。
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ハイブリッドか1.8Lか? 「W×B」か「S」か?
購入にあたってはハイブリッドにするか1.8Lガソリンにするか、そしてW×BにするかSにするかという部分で悩む人が多いでしょう。
<ハイブリッドか1.8Lガソリンか?>
WLTCモード燃費は…
・ハイブリッド(2WD)・・・・・25.6km/L(W×B)/29.0km/L(S・G-X)
・1.8Lガソリン・・・・・・・・14.6km/L
燃費性能は10km/L以上の大きな差があります。ちなみに価格差はW×B、S共に43万4500円。仮にレギュラーガソリンを160円とした場合、走行10000キロで燃料代の差額は4万1089円になります(W×Bで計算)。単純に走行距離で価格差の元を取るならば10万キロ+α走らなければいけません。
しかし、同じ条件で下取りシミュレーションをするとハイブリッドの方が40万円ほど高いという結果に! リセールも含めるとハイブリッドと1.8Lは同等と言えます。
次にW×BにするかSを購入するかという点。内外装の質感や見た目にこだわらなければSでも十分機能面では不満がないと言えますが、リアシートが可倒できないのは痛いポイントです。長物を積まずにリアシートを倒さないと決めるならば良いですが、エマージェンシーとしてリアシートの可倒機能があるに越したことはありません。
こうしたことを考えると、カローラでオススメのグレードはハイブリッドのW×Bということになります。ただ、走りも楽しみたいというならば1.2Lターボも面白い選択と言えるでしょう。実際に購入を検討する場合は実車を見てみて、カタログを色々とチェックしてみてください。
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文:西川昇吾
写真:
1~4枚目:トヨタ カローラ ハイブリッドW×B
5~6枚目:トヨタ カローラ ハイブリッドS
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みんなのコメント
なんで後姿の写真がないんだろう。
本当に、恰好良いよ。
ただ、日本では他に魅力的、必要な機能に特化した車がたくさんある。税制など文句をつけたい所もあるけれど、自動車に関して日本は本当に恵まれた国だと思う。