■ホンダゼロシリーズ「サルーン」にはベースとなるコンセプトカーがあった!?
販売されるクルマのほとんどがミニバンやSUVなど、全高が高いクルマばかりとなった昨今ですが、2024年1月9日~12日に米ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー展示会「CES2024」に、ホンダは驚異的に背の低いBEVコンセプトカー新型「SALOON(サルーン)」を出品して話題を呼びました。
【画像】「えっ…!」これが”超豪華うすうすセダン” ホンダ「キワミ」です!画像で見る(27枚)
新型サルーンは、往年のスーパーカーのような低いノーズと、ボディ後半まで伸びた水平のルーフによる独特のフォルムが特徴です。
全高の数値は発表されていませんが、背が高いクルマが多い現代では、明らかにトレンドに逆行しています。
それでいて、車体を箱型断面に近づけることで、外観からは想像できないほどの室内空間を得ているとしています。
ところが実は、ホンダがこのような「極めて背が低いサルーン」を発表するのは、今回が初めてではありません。
2003年の第37回東京モーターショーでホンダが発表した燃料電池車のコンセプトカー「KIWAMI(キワミ・極)」も、「サルーン」のようなくさび形で、著しく全高が低いスタイルを持っていました。
限りなく低いボンネットとフロントウィンドウの傾斜は連続しており、ルーフは車体後部までほぼ水平に伸びていました。
また、サイドウィンドウを立てることで、低い車体に広々とした室内を与えていました。
ホンダ独自の「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想)」により、室内長も十分以上に確保されていました。これらのデザインや設計も「サルーン」と共通していると言ってもよいでしょう。
KIWAMIの全高は、なんとわずか1250mmしかありませんでした。この数値は、ホンダ「CR-X」(2代目)の1270mm、トヨタ「MR-2」(2代目)の1235mmに近いものでした。
しかしKIWAMIは全長4500mm・全幅1820mmという寸法のプレミアムセダンです。同時期の同社のセダン「アコード」や「レジェンド」の全高がおおむね1420mm程度だったことを考えると、その低さは圧倒的でした。
先進的な外観に対し、車内の意匠には日本の美意識や価値観のひとつである「ミニマリズム」を反映。手入れされた庭や陰影が美しい障子のような、「和」の価値観を基本にデザインされたといいます。
これほどまでに低い車高を実現できたのは、従来の燃料電池車と異なり、ウルトラキャパシタ、スタック、水素ストレージなどのシステムを車体中央に集中配置したため。
その結果、運転席と助手席、左右リアシートの間には大きなセンタートンネルができましたが、ホンダではこれを逆手に取り、各シートの独立間を強調。航空機のファーストクラスのような雰囲気に仕立て上げていました。
駆動方式は4輪強調制御の4WDで、安定したハンドリングをもたらすと説明されていました。
※ ※ ※
ホンダは、2026年から「HONDA 0」ブランドのEVを北米市場から順次投入するとしています。その際、ここまで思い切ったデザインの「サルーン」がそのままの姿で市販されるかは不明ですが、もしこれに近いモデルだったならば、2003年デビューのKIWAMIで見せたコンセプトが20数年の時を越えて実現することになります。KIWAMIの先進性に改めて驚かされます。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産に期待大!! 打倒アルファードの新型エルグランドに加えてまさか!! 経営危機からヒット作は登場なるか
理不尽orしょうがない?「自衛隊パイロットになりたい願望」打ち砕く“制限”とは 米軍は撤廃、日本でも動きが
自衛隊史上「最も長~く飛ぶミサイル」速度は平凡どこがスゴイ? 開発元が説明したメリットとは
「ドローンの大群を一気に落とす!」新たなエネルギー兵器が実験成功 コスパが異常に高いのが魅力
ホンダの斬新スポーツ「軽トラックT880」に反響殺到!「絶対に売れる!」「まさに農道のNSX」の声も! 超パワフルな「ターボ×5速MT」搭載した“最強”商用車コンセプトとはなんだった?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
0.02ミリとかですか?
今なきレジェンドもそうだがホンダは高級車は作れない。 安っぽい!