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【中国生産のEV】BMW iX3、正式発表 航続距離460kmの新型 内装/サイズが判明 メルセデス・ベンツEQCと競合へ

掲載 更新 7
【中国生産のEV】BMW iX3、正式発表 航続距離460kmの新型 内装/サイズが判明 メルセデス・ベンツEQCと競合へ

BMWの100%電気自動車 第2弾

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

【画像】BMW iX3、i3【BMWの市販EV】 全78枚

BMWにとって2台目の完全EVである「iX3」が、コンセプトとしてデビューしてから2年を経て、本格的な生産体制に入ったことが明らかになった。

第3世代のX3をベースにしたこの電動SUVは、既存のi3の上位に位置し、第5世代のeDriveシステムを導入している。

新開発の電気モーターとバッテリーの組み合わせにより、286psを発揮し、WLTPサイクルの航続距離は最長460kmに達する。

2018年の北京モーターショーで初めて公開されたiX3は、世界の主要市場に輸出するために中国で生産される初のBMWとなった。

今後1年半以内に発売予定のiX3の生産は、中国遼寧省瀋陽市にあるBMWと中国の自動車メーカー・ブリリアンスの合弁工場で独占的に行われる。

英国では2021年3月に右ハンドル仕様の納車が開始される予定だ。

市販型 ボディサイズは?

スタイリングに関しては、コンセプトの外観はそのままに、垂直方向のエア・ダクトを左右に装備。

クローズドのフロント・グリル、フロント・ホイールハウス後方のブリーザー・エレメントやリア・バンパーの変更などにより、内燃モデルである「X3」との差別化が図られている。

ボディサイズは、全長×全幅×全高が4734×1891×1668mm(欧州仕様値)。ホイールベースは2864mmと発表された。

なお、グリル、シル、リアバンパー内にブルーのエレメントが施されており、iX3が電動モデルであることを表現。空力性能を最適化した19インチ・ホイールを装着し、Cd値0.29を実現している。

中国製バッテリー採用の理由は?

SUVのスタイルから四輪駆動を連想するが、後輪駆動のみが提供される予定となっている。

リアに搭載された電気モーターから最高出力286ps、最大トルク40.8kg-mものパワーを、シングル・スピード・トランスミッションを介して後輪に伝達する。

BMWが開発した電気モーターは、レアアースの使用を避けており、環境への配慮と製造コストの削減を両立している。

パワー密度はi3のモーターよりも30%高いと言われている。また、以前のものよりも高い持続回転数でピークトルクを発揮するように設計された。

情報筋によると、モーターの回転数はi3の1万4000rpmに対し、最高で1万7000rpmに到達するという。

この第5世代の電気モーターは、iX3だけでなく、2021年末までに発売予定のコンパクトセダン「i4」と大型SUVの「iネクスト」にも搭載される予定で、より強力なチューニングが施されている。

市販仕様 インテリアの画像

BMWは、車重2185kgのiX3の0-100km/h加速を6.8秒としているが、これは251psのターボチャージャー付き4気筒ガソリンエンジンを搭載するX3 sDrive30iよりも0.4秒遅い。

また、iX3の最高速度は、航続距離を確保するために時速180kmに制限されている。

電力は、400V、80kWhのリチウムイオンバッテリーから発生。BMWによると、バッテリーをフロアパン内に統合することで、従来のX3よりも重心点を最大75mm下げ、「横方向のダイナミクス」を強化したという。

バッテリーについては、サムスン製を採用しているi3とは異なり、iX3は中国のバッテリーメーカーCATLのセルを選んだ。

BMWはコバルト含有量を大幅に削減したと謳っているが、CATLを採用した主な理由は、中国で製造されたEVには国産バッテリーを使用しなければならないという規制にある。

BMWは、iX3にさまざまな充電方法を用意しており、150kWのDC急速充電により34分で80%の充電も可能である。

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みんなのコメント

7件
  • メルセデスのEQCが安心を与えてくれるのに対し、iX3はスリルを味わわせてくれるんだね。
    まさかBMWの”駆け抜ける歓び”がチャイナボカンの事だとは思いもしなかったけど。
  • チャイナEVという時点で、論外。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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