LA警察が使用していた本物のパトカーを払い下げたクルマ
アメリカのアクション映画に欠かせないのが、パトカーによるカーチェイスや銃撃戦! あのパトカーたちのダイナミックな走り、クラッシュ、活躍があるからこそ、映画に臨場感と迫力を楽しめるというもの。そんな主役とはいえないまでも、スーパーサブとして映画を盛り立ててくれている、アメリカンパトカーから代表的な一台を紹介。
「パトカーの待ち伏せ時の駐禁は? 速度違反は?」など緊急車両の交通ルールとは
こちらは、JEEP Cafe Tokyoが所有する1988年製のGM社シボレーのカプリスのアメリカンパトカー。登場していた主な映画作品は、ブルース・ウィリス主演のダイハード1(1988年)、キアヌ・リーブス主演のスピード(1994年)などとなる。当時のアメリカのフルサイズセダンの代表格で、全米各地のパトカー、そしてタクシーの大半がこのカプリスだった。
撮影車は映画撮影用のムービーカーではなく、カルフォルニアのロサンゼルス警察で実際に使用していた車両が払い下げになったものを輸入した、正真正銘のアメリカンパトカー。
グレードは「クラッシック」で、標準車のエンジンは5000ccなのに対し、このクルマはポリスパッケージで、5700ccに排気量アップされたモデル。ラジエターも容量アップされ、燃料タンクも150リッターに拡大されている(燃費は、リッター4kmぐらい)。
車重は、2.5tとさすがに重く、ドアには防弾用の特殊鋼が入っているとのこと。犯罪者、容疑者を護送することを考えて、リアのドアは内側からは開かない仕様だ。
バンパーも前後のクルマを強制撤去できるよう「プッシュバー」入りに……。同じロサンゼルス警察のパトカーでも高速隊のパトカーは、後席ドアが黒塗りで「Highway Patrol(ハイウェイパトロール)」のロゴが入っている。
映画のプロモーションで来日したトムクルーズと共演
サイレンも本物で、200Wの大音量が響くので、迫力が凄い。ちなみに、日本のパトカーのサイレンは50Wという規定になっている。Aピラーに取り付けられた、サーチライトも車内から向きを変えることができ、こうした機能も国内のパトカーにはない仕様で面白い。
最近では、映画ジャック・リーチャーのプロモーションで来日した、トム・クルーズと共演している。その共演に向けオーナーはコーティングを施し、撮影時も驚くほどの艶のいいボディ状況だった。世界中で1番キレイなアメパトかもしれない。
さて、アメリカ国内ではこの年代のパトカーは40万円前後で払い下げされているそうだ。外装がボコボコだったり、銃痕があったり(!)するので、リフレッシュして乗れるようなクルマにすると販売価格は250~260万円ぐらいになるという。国内では、8ナンバーとなり、税金も安く、ガソリンも意外なことにレギュラーでOK。シボレーのパーツは豊富にあるので、維持管理は意外にラク。
ホンモノならではの存在感と凄味が感じられる。こちらは、東京都内近郊のイベントや毎年11月から2月までの期間に東京駅付近を走っているそうなので見かけることが多い1台かもしれない。
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