この記事をまとめると
■発表時から注目されていた三菱デリカミニが東京オートサロンでお披露目
オマージュの宝庫! 三菱デリカミニの「デザイン」が登場前から心に刺さりまくるワケ
■担当デザイナーに気になるポイントを聞いてみた
■ティザー画像だけではわからなかったことが明らかに
ダイナミックシールドに明快なルールはない!
いよいよ東京オートサロンでお披露目された三菱の「デリカミニ」。ブースでも注目の的だった同社のスタイリングについて、担当デザイナーの方に会場で声を掛け、ショートインタビューを試みました!
――では、よろしくお願いします。大人気のデリカミニですが、何か開発のキッカケになるようなことがあったのですか?
「じつは、いきなりデリカという話ではなく、ここ数年、三菱車のブランディングを考えるなかで、軽自動車で何ができるかのプロポーザルを重ねていまして、たくさんのスケッチのなかにこの提案があったんですね。とくに若いデザイナー達には、ダウンサイジングの流れのなかで、デリカの世界観を小さなクルマで再現するって面白いよね、という発想があったんです」
――これまでの「ダイナミックシールド」は二段構成のランプが特徴でしたが、今回は異なりますね。
「はい。そもそもダイナミックシールドには厳密なルールはなくて、三菱車のブランドを体現する『安心』『安全』を顔で表現できていればいいと。そのなかで、今回は80~90年代のRVに見られたプロテクトのイメージを再現したワケです」
ホイールアーチの塗装はもっとも苦労したポイント
――フロントライトは某輸入車に似ているなんて声もありますが(笑)、何か具体的なモチーフがあったのですか?
「弊社のデザイン本部長が『デザインパーソナリティ』と表現しているのですが、デザインに当たってそのクルマがどういうキャラクターなのかをしっかり決めることが大切だと。とくに軽自動車のメインユーザーである女性は、目や口などクルマを擬人化することが多いんですね。そこで今回は「ヤンチャ坊主」という設定で、あのランプは小学生の男の子をイメージしたんです」
――アッパーグリルの格子パターンは、やはりかつてのデリカをモチーフとしたのですか?
「はい。ただ、そのままコピーで持ってきたということではなく、そこはかとなく感じるイメージと考えています。バンパーガードも同じで、今回はメッキではなく、よりシックなイメージとして濃いシルバーとしました」
――ホイールアーチのブラックは、よく見ると樹脂パネルではなく塗装なんですね。
「じつはそこがイチバン大変だったところで(笑)。通常、何もガイドのない板金面に色を塗るのはタブーで、技術的にも困難でした。本当はパネルを貼ってしまえばラクなんですが、軽規格内ではとても無理。また、原着のザラついた素材感は女性ユーザーに評判が悪く、やはりここは光沢のある塗装だろうと」
――淡いグリーンのボディカラーは新色ですか?
「はい。アッシュグリーンメタリックといいますが、グレイッシュで彩度を落としたグリーンですね。ひと昔前のアウトドアグッズはオレンジなど自然のなかで映えるビビッドな色が主流でしたが、いまは普段使いでも馴染むような使いやすい色が好まれています。少しくすんだ色が逆にオシャレかなと思っています」
――単なるアースカラーとも違う清々しい色ですね。本日はありがとうございました。
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みんなのコメント
まあどうでもいいけど社会に迷惑かけるような真似は二度とするなよ