2019年に日本で登録されたスープラはわずか900台弱
トヨタ・スープラは2019年5月に発売されたが、2020年2月には改良型エンジンの搭載を発表。4月には国内でもRZの3リッターターボの出力を高め、価格を含めて公式に発表された。ただし販売店では「改良のために納期が伸びて、4月以降に受注した車両が納車されるのは11月以降になる。正確な納期はわからない」という。
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そうなるとスープラは、実質的に日本国内でほとんど登録されていない。2019年5月の発売時点で、当初の予定よりも日本仕様の生産枠を増やしたが、それでも納期は半年以上を要した。結局2019年に日本で登録されたのは900台弱だ。
スープラはBMW Z4と基本部分を共通化して、生産はマグナシュタイアー社のグラーツ工場が受け持つ。外部に生産を委託している特殊な輸入車だが、それによる納期遅れはユーザーには関係のない話だ。
売っているのか否かわからない状態だから、相当に熱心なユーザー以外、購入を諦めた面もある。販売店では「昨年の発表時点では問い合わせも多かったが、最近は落ち着いた。しかも改良のために納期が再び伸びたから、もはや契約件数は少ない」という。
スポーツカーは、スープラに限らず改良を頻繁に行う。86は2012年に発売され、ほぼ毎年、改良や特別仕様車を追加してきた。日産GT-Rも同様で綿密に改良を施す。
その理由は、スポーツカーは全般的に生産台数が少なく、フルモデルチェンジを行う周期も長いからだ。86は2012年、GT-Rは2007年に登場した。日産フェアレディZも2008年だ。フルモデルチェンジで機能を大幅に刷新する機会が少ないため、頻繁に改良を行って少しずつ進化させる。
スポーツカーでは、運転感覚が重視されることも影響している。今では動力性能は求められる上限に近付いたが、感覚的な操舵感や乗り心地、走行安定性とのバランスは進化の余地を残す。そこでボディやサスペンションの取り付け剛性、ショックアブソーバーの設定などを必要に応じて改善している。
改良の度に買い替え進化を体感するユーザーも
このようにつねに進化させると、前期型を購入したユーザーが中期型に乗り替え、さらに最終型を買うことも起こり得る。フルモデルチェンジをしなくても、改良を評価して購入するのだ。不満な点が改良されると、出会ったことのない開発者と気持ちが通じ合った気分にもなるだろう。「この進化は俺じゃないとわからないな」といった密かな満足感も味わえる。
フルモデルチェンジを行うなど新型車として発売された直後には、ランニングチェンジを実施することもある。公式には発表せず、生産を続けながら改良することだ。昨日と今日では、足まわりのセッティングなどが変わる。稀にだが、走行安定性の不満が解消された代わりに乗り心地が硬くなり、「ここまで変えると、販売店の試乗車も入れ替えないとマズイでしょう」と思うようなランニングチェンジもある。
新型車として発売されると、修正したい課題が生じることもあるが、マイナーチェンジや一部改良は先の話だ。そこで状況によってはランニングチェンジで修正する。あまり褒められることではないが、商品力を保つためには必要だ。
細かな改良を頻繁に実施して進化させるのは、基本的には良いことだが、「買った直後に改良されるのは嫌。購入時期を決めにくい」という話も聞く。それなら車種ごとにスケジュールを定めれば良い。「改良の規模はわからず、場合によっては特別仕様車の追加かもしれないが、この車種は6月に必ず何かを実施する」となれば、ユーザーも購入計画を立てやすい。
またマイナーチェンジや一部改良で対応できる範囲にも限界がある。開発者からは「衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能の大幅な進化には、フルモデルチェンジが必要な場合もある」という話も聞く。確かにGT-R、フェアレディZ、86には、衝突被害軽減ブレーキが採用されていない。最長でも発売から10年を経過したら、フルモデルチェンジを実施すべきだ。
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みんなのコメント
マイナーチェンジのたびにコスト削減もされていくだろうし、初期型もいいもんですよ。
でも実際に納車待ちしている人の気持ちを考えると、
ちょいちょい出されるお得意の特別仕様車?みたいのは程々にしたほうが良いんじゃないかな。