「駆けぬける歓び」をスローガンとするBMW。その中核を担うモデルが3シリーズです。スポーティセダンのグローバルスタンダードでもある3シリーズのセダンには、ユーザーのニーズに合わせた多くのラインナップが用意されていますが、それらを比較検討する際のポイントはどこにあるのでしょうか?
>>BMW 3シリーズセダンのカタロググレードをチェックする
>>BMW 3シリーズプラグインハイブリッドのカタロググレードをチェックする
BMW「3シリーズ」 大ベストセラーは幅広いラインアップでベストグレードが決められない!?
「駆けぬける歓び」を体現したスポーティセダンのグローバルスタンダード
現在販売されているBMW・3シリーズは、2019年に登場した7代目です。3シリーズの初代は1975年に登場していますが、一貫してFRプラットフォームを採用しており、BMWのスローガンである「駆けぬける歓び」を体現するモデルであり続けています。
多種多様なバリエーションが選択できるのも3シリーズの大きな魅力です。その一方で、実際に購入を検討する際にはこの選択肢の多さに頭を悩ませることも少なくありません。
今回はそんな3シリーズの中で、それぞれのバリエーションを比較検討する際のポイントについて見てみましょう。
>>BMW 3シリーズセダンのカタロググレードをチェックする
>>BMW 3シリーズプラグインハイブリッドのカタロググレードをチェックする
多彩なラインナップが魅力の3シリーズ
3シリーズには、パワートレインの異なる5つのモデルが存在しています。まず、2リットルの直列4気筒ガソリンエンジンが搭載された「318i」が、エントリーモデルとして位置付けられています。
次に、「318i」と同じエンジンを採用しつつ、パワーやトルクがより高められた「320i」が、3シリーズの中では最もベーシックなモデルとなります。
そして、2リットル直列4気筒クリーンディーゼルエンジンに4WDシステムを組み合わせた「320d xDrive」、プラグインハイブリッドモデルの「330e」、3リットルの直列6気筒ガソリンエンジンに4WDシステムを組み合わせた「M340i xDrive」がラインナップされています。
その上で、「318i」と「320d xDrive」には「Standard」と「M Sport」、「M Sport Limited」、「320i」には「Exclusive」と「M Sport」というスタイルがそれぞれ用意されています。「330e」は「M Sport」のみとなっており、「M340i xDrive」にはスタイルの設定はありません。
ベース価格は、「318i」が523万円~599万円、「320i」が641万円~642万円、「320d xDrive」が624万円~678万円、「330e」が703万円、「M340i xDrive」が1025万円となっており、非常に大きな幅があることがわかります。
>>BMW 3シリーズセダンのカタロググレードをチェックする
>>BMW 3シリーズプラグインハイブリッドのカタロググレードをチェックする
これに加えて、「BMW M」が手掛けた高性能モデルの「M3」(1351万円~)も存在しますが、パフォーマンスも価格も別格であることから今回は割愛することにします。
「M340i xDrive」と「330e」はユーザーを選ぶモデル
まず、これらのラインナップの中で、「M340i xDrive」は頭ひとつ価格が飛び抜けていますが、これに搭載される3リットルの直列6気筒エンジンは、いわゆる「シルキーシックス」と呼ばれる、最もBMWらしさを感じられるものとなっています。
その意味では、予算に余裕があり、なおかつBMWの伝統のフィーリングを存分に楽しみたい人向けと言えます。また、左ハンドル仕様が用意されている唯一のモデルでもあるため、左ハンドルにこだわる人には唯一の選択肢と言えます。
また、プラグインハイブリッドモデルである「330e」も、メリットを最大限に活かすためには自宅に充電設備が必要となるなど、ユーザーを選ぶモデルです。また、BMWには、車格も価格帯も近い電気自動車の「i4」もラインナップされており、電動化されたクルマに興味があるユーザーにはそちらも比較検討の対象になるかもしれません。
いずれにせよ、「M340i xDrive」と「330e」に関しては、3シリーズの中でも比較検討の余地が少ないため、これらのモデルを希望するユーザーはほとんど「指名買い」になると考えられます。
>>BMW 3シリーズセダンのカタロググレードをチェックする
>>BMW 3シリーズプラグインハイブリッドのカタロググレードをチェックする
「318i」と「320i」、どちらを選ぶ?
一方で、頭を悩ませるのは、「318i」と「320i」、そして「320d Xdrive」の中からどれを選ぶかです。
「320d Xdrive」については、唯一のクリーンディーゼルエンジン搭載車であるため、ガソリンエンジン車に比べて燃料費が節約できるというメリットがあります。そのため、長距離ドライブが多いユーザーは積極的に検討してみても良いかもしれません。また、4WD仕様車でもあるため、雪国に住むユーザーには事実上唯一の選択肢となりそうです。
難しいのは「318i」と「320i」です。価格帯で言えば、「318i」の方が50万円~100万円ほど割安であるため、「少しでも安く手に入れたい」というニーズのあるユーザーは「318i」を選ぶことになります。
ただ、「318i」もオプション次第では「320i」と同等の価格帯になるため、それならよりパワフルな「320i」の方が良いというユーザーもいるかもしれません。実際、「318i」と「320i」は同じエンジンを搭載していながら、ソフトウェアの設定の違いにより、「318i」は最高出力156ps、「320i」は最高出力184psと差がつけられています。
Mスポーツ、Mスポーツリミテッドなどスタイルの違いも重要!
価格面やスペック以外の面で決め手となるのは、それぞれに用意されたスタイルです。
まず、「318i」に用意されている「Standard」と「M Sport」、「M Sport Limited」という3つのスタイルですが、「Standard」とそれ以外の違いは、おもに内外装のデザインです。「M Sport」と「M Sport Limited」には専用のエアロパーツやスポーツシートが標準装備となり、スポーティセダンとしての性格をより強めていることが特徴です。
「M Sport」と「M Sport Limited」の違いはそれほど多くはなく、現在は「M Sport」は受注生産となっていることから、基本的には「M Sport Limited」の方を選択すると良いでしょう。
一方の「320i」には、「Exclusive」と「M Sport」の2つのスタイルが用意されています。「Exclusive」はクロームがアクセントとなったエクステリアデザインや、レザーシートが標準装備となったインテリアが特徴で、高級サルーンとしての性格が強められていることが特徴です。
「M Sport」に関しては「318i」と同様に内外装がスポーティになっていることが大きな特徴ですが、「318i」と異なるのは、トランスミッションに8速スポーツATが備わっており、よりスポーティな走りを可能としていることです。さらに、オプションで「アダプティブ M サスペンション」や「M スポーツ・ブレーキ」を選択することもでき、走りを極めたいユーザーのニーズにも対応しています。
これらを総合すると、「シンプルで素の3シリーズに乗りたい」なら「318i」の「Standard」、「スポーティなスタイルを楽しみたい」なら「318i」の「M Sport Limited」、「高級感のあるスタイリングが好み」なら「320i」の「Exclusive」、「スポーティな走りを楽しみたい」なら「320i」の「M Sport」を検討の軸とすることをおすすめします。
ただ、3シリーズには「BMW Individual」という多種多様なオプションが用意されており、アイデア次第で無限とも言える選択肢を実現することができます。もし、予算と納期に余裕があるのであれば、「BMW Individual」を活用して自分のスタイリングを極めるのも良いかもしれません。
>>BMW 3シリーズセダンのカタロググレードをチェックする
>>BMW 3シリーズプラグインハイブリッドのカタロググレードをチェックする
文:ピーコックブルー
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント