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日産「新型スポーツコンパクト」初公開! 俊敏さは“ポルシェ”級!? 新型「ノートオーラ“NISMO”」の進化点とは

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日産「新型スポーツコンパクト」初公開! 俊敏さは“ポルシェ”級!? 新型「ノートオーラ“NISMO”」の進化点とは

■新たに専用チューンの4WD仕様を設定

日産は2024年7月18日、「ノートオーラ NISMO(以下、オーラNISMO)」のマイナーチェンジを実施しました。2021年秋、プレミアムコンパクトカー「ノートオーラ」をベースに誕生したオーラNISMOは、スポーティな専用の内外装に加え、専用チューンのe-POWERや専用サスペンションなどで走行性を高めたスポーツコンパクトカーです。

新型オーラNISMOは、マイナーチェンジでどのような進化を遂げたのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! 日産「新型ノートオーラ“NISMO”」を画像で見る(30枚以上)

マイナーチェンジしたオーラNISMOの目玉は、大きく分けて3つあります。

最も大きな改良点は、寒冷地や積雪の多い地域に住むユーザーからの強い要望に応え、4WD(NISMO tuned e-Power 4WD)が設定されたことです。

また、NISMOならではの専用デザインもさらなる改良が施されています。

そして、高品質な音響システムを提供する「BOSEサウンドオプション」も追加されるなど、快適性も向上しています。

これらの詳細について、順に紹介します。

そもそもベースのノート/ノートオーラは、全車がシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」のみの設定で、他のコンパクトカーに比べ、モーターによる気持ちの良い加速感が特徴です。

また4WDはエンジン車に比べ緻密な制御が可能な前後モーター駆動となっています。

新採用されたNISMO tuned e-Power 4WDは、ノートオーラの4WDモデルに対し、より素早い旋回性と気持ちの良い走りを実現させるため、リアモーターの駆動力を向上させました。

リアモーターの出力はノートオーラ4WDに対し20%増の60kWに、トルクは50%増の150Nmに増強されています。また4WDの駆動配分比率も、各ドライブモードごとに専用チューンされました。

加速感は大型ドライビングシュミレーターでの1000パターン評価から磨き上げられたといいます。

筆者(黒木 美珠)もテストコースで実際に試乗させてもらったところ、NISMOならではの俊敏さと、加速の伸びが気持ちよく仕上がっていたことを確認できました。またコーナーでアクセルを踏んでも、外に流れずクルマがハンドルを切った方向へ思い通りに曲がっていく気持ちよさも実感しました。

ドライブモードはECO、Normal、NISMOの3種類が用意されており、オーラNISMOのECOモードは、標準のオーラのSPORTモードと同等の走行性能を持っています。

イグニッションをオンにしたら必ずこのモードからスタートします。そこからドライバーの任意でNormalまたはNISMOモードを選択することができます。

特にNISMOモードではリアの駆動配分に重きを置き、後ろから押し上げられるような、まるでRRの“ポルシェ911”のような加速感が体感できました。

このように新型オーラNISMOは、モード選択によって1台でさまざまな乗り味を体感できる魅力的なクルマに仕上がっています。

■スポーティさとともに実用性もアップ

内外装は、NISMOらしいレッドを差し色にしたスポーティなデザインで、ドライバーのやる気をかき立ててくれます。

基本的にはマイナーチェンジ前のローアンドワイドでスポーティなオーラNISMOのイメージをそのまま継承しますが、新型オーラNISMOに先駆けマイナーチェンジした新型ノートオーラ同様に、フロントグリルのデザインを刷新したほか、リアバンパーの形状を変更するなどの小改良を図っています。

また4WD専用のアルミホイールは、ENKEIの「MAT工法」により軽量化と高剛性を両立したものです。4WDにしたことで、ボディの重量は2WDより重くなっていますが、2WDホイールと比較して12%軽量化が実現し、ボディの重量をカバーしています。

新型オーラNISMOのボディカラーは、ツートーンカラーが5色、モノトーンカラー2色の全7色展開です。

なかでも筆者は、サーキットのアスファルト路面と青空の間を繋ぐ色をイメージしたという「NISMO Stealth gray/Bladk Solid」というカラーリングが、おしゃれな色合いで魅力を覚えました。

ルーフトップのブラックや赤のアクセントカラーとのコントラストが効果的で、各パーツが際立つ魅力的なボディカラーといえます。

インテリアは上質な素材にこだわり抜いて作られており、新たにBOSEサウンドシステムがオプションとして追加されました。

NISMOスタンダードシートには、ヘッドレストにスピーカーユニットが組み込まれ、より高音質なサウンドを楽しむことができるようになりました。また、座り心地は乗員を包み込むようなゆったりとしたシート形状で、くつろぎやすいシートに感じました。

さらに、NISMOスタンダードシートには運転席のパワーシートスイッチ、RECARO製シートには運転席・助手席のパワーリクライニングスイッチが新たに登場しました。

RECARO製シートは剛性が高くガッチリしたホールド感が魅力な反面、これまではダイヤルでぐるぐる回すリクライニング調整がやや面倒でした。

ユーザーからもパワースイッチへの要望が多かったため、今回の改良でそれが実現したのだそうです。

乗り心地は、サイドのサポートがしっかりしており、肩甲骨を面で支え、ドライバーの運転姿勢を安定して支えてくれている感覚を味わうことができました。

この座り心地を実現するため、テストドライバーの入念なチューニングで高いホールド性と体圧分散を高次元でバランシングさせたそうです。

新型オーラNISMOの価格(消費税込み)は、307万2300円から347万3800円です。

※ ※ ※

あたらしいオーラNISMOは、日常のドライブに華やかさを与え、本格的なサーキット走行にも対応する、多彩な魅力を持つ個性的なコンパクトカーでした。

コンパクトカーとしては高価な価格帯ですが、特に今回新たに追加された4WDモデルのスポーティな走りはなかなか楽しく、一度は試乗してみることをオススメします。

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みんなのコメント

19件
  • NAS********
    価格差およそ6倍の911みたいとか
    記者はまずはポルシェに謝罪だな
  • ダフマーク
    ポルシェ...
    庶民が乗れない車に例えられてもねぇ
    全く共感することが出来ない記事。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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