アストンマーティンは8月12~15日、アメリカ・カリフォルニア州モントレーで開催されている『ペブルビーチ・コンコース・デレガンス』において同社のハイパーカー、Valkyrie(ヴァルキリー)の派生型となるニューモデル『アストンマーティン・ヴァルキリー・スパイダー』を発表した。
日本時間13日(金)未明に情報公開されたこの新型モデルは、アストンマーティンとレッドブル・アドバンスト・テクロノジーズが共同開発した“究極のロードカー”、ヴァルキリーのオープントップモデルだ。
アストンマーティンの1000馬力超ハイパーカー『ヴァルキリー』が公道デビュー
ヴァルキリー・スパイダーの開発チームは、イギリスの高級スポーツカーメーカーとF1カーデザイナーで“空力の鬼才”の異名を取るエイドリアン・ニューウェイによって立ち上げられた、ヴァルキリー・プログラムの厳格なパフォーマンス目標とコア・エクスペリエンスを維持しつつ、ラグジュアリー・オープントップモデルとは何かを追求する課題に取り組んだ。
その課題に対する答えとして登場したニューモデルは、最高出力1155PSを誇る6.5リットルV12エンジン+電動モーターのハイブリッドパワートレインはそのままに、カーボンファイバー構造に改良が加えられ、アクティブ・エアロダイナクス・システムとアクティブ・シャシー・システムのキャリブレーションが全面的に見直されている。これらの改良は、ルーフを取り外した状態で走行した際でも、ヴァルキリー本来のパフォーマンスを発揮できるようにすることを目標としたものだ。
なお、車両重量はヴァルキリーと同じ厳格な設計思想を適用することにより、オリジナルのクーペモデルと比較してわずかな増加に抑えられ、軽快なライトウエイト・ソリューションという同モデル本来のパッケージングを継承。ルーフを取り外した状態でのトップスピードは330km/h以上に達し(ルーフ装着時は350km/h以上)、ブランド史上最速かつ、もっとも過激なオープントップモデルとなっている。
取り外し可能な専用の軽量ルーフはカーボンファイバー製センターパネルとポリカーボネート製ルーフウインドウで構成され、センターパネルはルーフ後端のタブとウインドスクリーン・サラウンドによって固定される。ルーフの取り外しはドアを開け、ルーフを持ち上げて収納するだけだ。
この脱着可能のルーフを採用するにあたり、ヴァルキリー・スパイダーではドアをリニューアル。それをサポートするためにヒンジを含む構造が変更され、真上に跳ね上げるクーペとは異なり、車両前方に向けて上部へ跳ね上がるフロントヒンジ・タイプとなっている。
■ニューウェイ「重視した点は、ルーフを外した状態でも空力性能を維持すること」
「私たちは、アストンマーティン・ヴァルキリー・プロジェクトを立ち上げた当初から、従来のロードカーをはるかに超える厳格な目標を設定してきた。そして、オープントップ・ハイパーカー・カテゴリーに属する『ヴァルキリー・スパイダー』にも、同じ設計思想を適用した」と語るのは、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるニューウェイ。
「このモデルは、一見するとヴァルキリーからルーフを取り外しただけに見えるかもしれないが、ヴァルキリーと同じコンセプトを採用するためには大きな困難が伴った」
「もっとも重視した点は、ルーフを外した状態でも空力性能を維持することだった。同様に、運転の楽しみを最大限に引き出しながらも、オープントップモデルにとって避けられない重量増加も最小限に留めている」
アストンマーティンCEOのトビアス・ムアースは、「ヴァルキリー・スパイダーは、その情熱と感性をさらなる高みへと引き上げ、真にセンセーショナルな走りを実現した」とコメント。
「このモデルにはレブリミットが1万1000rpm以上に達する6.5リッターV12ユニットが搭載されている。ルーフを取り外した状態で、このエンジンが奏でるサウンドを聴ける日を今から楽しみにしている」
時速240キロで走行したときに1400kg以上のダウンフォースを発生するなど、昨シーズンまでWEC世界耐久選手権を戦っていたLMP1マシンと同等のパフォーマンスを発揮するヴァルキリー・スパイダーは、全世界85台限定で生産される。予約受注と各地域へ割り当てはまもなく開始され、最初のデリバリーは2022年下半期が予定されている。
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