TOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元は、世界ラリー選手権(WRC)の最終戦ラリージャパンで驚異的なパフォーマンスを見せている。クラッシュも多く出るトリッキーなラリーとなっている中、これまで16ステージ中8ステージを制しているのだ。DAY2(金曜日)のSS2でクラッシュし、マシンにダメージを負っていなければ、母国ラリーで間違いなく優勝争いに加わっていただろう。
勝田はSS2のスプリットタイムでも最速ペースだったが、濡れた落ち葉に足を取られ右フロントを木やコンクリートに当ててしまった。このステージでは、ヒョンデのダニ・ソルドやM-スポーツのアドリアン・フルモーもクラッシュを喫している。
■エバンスが堅実リード。トヨタ総合トップ3独占で最終日へ! 勝田貴元の逆襲は続く|WRCラリージャパンDAY3
勝田はマシンが修復された後、DAY2のSS5から3ステージ連続で最速。DAY3(土曜日)も8ステージ中5ステージを制し、総合6番手まで追い上げている。
このパフォーマンスを、トヨタのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラも称賛。ラリージャパンだけでなく、全戦で表彰台を争えるポテンシャルを持っていると語った。
「彼は本当にいいスピードを持っている。ポテンシャルがあることは分かっているし、今の彼はそのポテンシャルを十分に発揮していると思う」
「シーズン後半戦と同じような仕事を続けることができれば、ほとんどすべてのラリーで表彰台を争うことができると思う。それが次のステップだ」
フィンランドでの3位が今季唯一の表彰台となっている勝田。GRヤリスに自信が持てない時期もあったようだが、ラリージャパンでは今季最もクルマに満足できていると認めた。
「もちろん、クルマはどんなコンディションでも、どんなステージでもうまく機能してくれていますし、とても楽しんでいます」
「正直なところ、僕はプッシュしていますが、それほどリスクはないんです。もちろんある程度のリスクはありますが、クレイジーなほどではありません。とても快適で、ドライビングを楽しんでいます」
「昨日から気持ちを切り替えて、自分のベストを尽くすことだけに集中しています。正直な所、頭の片隅には失望感があります。でも今はそれを忘れて、チームのために良い結果を持ち帰るだけです」
勝田のパフォーマンスは、WRCのドライバーズタイトルを連覇したチームメイト、カッレ・ロバンペラにも感銘を与えたようだ。
「彼は素晴らしい仕事をしているよ」と、ロバンペラは語った。
「彼が良いタイムを出すのを見ていて、とても嬉しいよ。彼は今週末、自分の能力を発揮していると思う。昨日の雨でもドライでも、彼は本当によくやっている」
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