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英国試乗 メルセデス・ベンツA220 AMGライン エコと走りをバランス

掲載 更新
英国試乗 メルセデス・ベンツA220 AMGライン エコと走りをバランス

もくじ

どんなクルマ?
ー バランスのとれたグレード

新型メルセデス・ベンツAクラス A250に試乗 高級で快適 新たな基準に

どんな感じ?
ー スポーティな足回り
ー フレキシブルなエンジン

「買い」か?
ー 速さと燃費を両立

スペック
メルセデス・ベンツA220 AMGラインのスペック

どんなクルマ?

バランスのとれたグレード

走り好きのみなさんにとって、新型メルセデスAクラスのラインナップが面白くなってくるのはこのグレードからではないか。

このA220より下位には、ディーゼルモデルや質実剛健だがスポーティさにかける1.3ℓ4気筒ターボを搭載するモデルが存在する。このユニットはダイムラーがルノー日産と共同開発したものだ。そしてA220の上にはスポーティなA250 AMGラインやメルセデス-AMG A35 4マティック、そして今後登場するA45が存在する。

このクルマに期待されているのは、普段使いでの速さ、効率性、洗練性、そして手頃な価格のバランスだといえる。下位グレードとは異なり、A220には標準で独立サスペンションと7速DCTが装備されるのだ。これらの装備を考慮にいれると、A200との価格差はわずか640ポンド(9万4000円)に過ぎないのである。

A220ではなくA200を選ぶ理由があるとしたら、18g/kmのCO2排出量差による税金や、保険料率クラスの違いくらいだろう。

どんな感じ?

スポーティな足回り

後部に取りつけられたバッジを隠したとしたら、A220を他のAクラスAMGラインと区別することはできない。2トーンの18インチホイールにはより幅広かつ低扁平のタイヤが取りつけられるが、サスペンションのセッティングは他のAMGラインの車両と同一だ。

メルセデスのカタログでは、最下位のSEおよびスポーツ(トーションビーム式を装着)とAMGラインのサスペンションは同じ名称(ロワード・コンフォート・サスペンション)で説明されている。しかし、以前のテストで比較したところでは、これらの味付けには明確な違いがあった。

前者は柔らかくしなやかな特性を持ち、快適性や路面との隔絶感を好むひとに向いているだろう。後者は明らかに硬く、スポーティな味付けだ。AMGラインはメルセデスの伝統的なコンフォート感よりもダイナミックな走りを追求したクルマといえる。

A220はその良い例だ。十分な快適性は確保されているものの、小さな段差を越える際などには若干忙しない動きをすることがある。そして荒れた路面でのロードノイズも少々大きめだ。ドライビングモードはスポーツ、コンフォート、エコ、インディビジュアルの4パターンが用意されるが、サスペンションのセッティングには影響しない。アダプティブダンパーは現在のところA35専用となる。

ハンドリングは「最高」とまではいかないものの良好だ。A220のコーナリングはクラスの他車と比較してもフラットかつシャープであり、ワインディングでの正確性も高い。その一方で、純粋に走りを楽しめるほどのボディコントロールやフィードバックが確保されていないのもまた事実だ。

フレキシブルなエンジン

特に軽いタッチのウォーム・ハッチであり、フォルクスワーゲンゴルフGTIなどが適切な競争相手となるだろう。したがって、メルセデスはこのクルマを純粋なドライバーズカーに仕立てたかったわけではないのである。その観点からみれば、やや軽めのステアリングとまずまずのダイレクト感を持たせたメルセデスの目論見は成功したといえる。

搭載される2.0ℓターボエンジンは上級コンパクトカーとして「ちょうどいい」パフォーマンスを発揮する。0-100km/h加速は7秒前後、最高速度は240km/h程度、そして流れに乗るためのトルクにも不満はない。

Aクラスに設定される1.3ℓガソリンと比較しても、中速域でのフレキシブルさが目立ち、4500rpm以上でも積極的に回りたがる様子を見せる。アクセルをさほど踏み込まずとも十分なトルクが得られる。

サウンドに関してはとても心地良いというわけではない。他の2.0ℓターボと比較しても魅力には欠け、時折ややカドの立った音が目立つ。うるさいとか洗練されていないというレベルではなく、現実世界で14km/ℓ超の平均燃費を達成するユニットと考えれば不満はない。

その他のパッケージについては他のAクラスと同様だ。ウリのひとつであるキャビンについても見た目の華やかさがあり、豪華な先進装備が目に付く。やや大柄すぎる内側ドアハンドルやその周囲のコンソールがニールームを若干犠牲にしている点を除けば、実用性も高い。

「買い」か?

速さと燃費を両立

今までに試乗した新型Aクラスの中で、このグレードは最も万人受けするクルマだろう。オプション込みで3万ポンド(440万円)台前半の価格を受け入れることができることが前提だが、速さとまずまずの低燃費を求めるのであればオススメできる。

メルセデスはFFとAWDの4マティックを用意しているが、後者では若干燃費が劣る。そのためかメルセデス-AMG A35と同じ51ℓの燃料タンクを搭載している。速く、航続距離が長く、全天候性に優れるクルマをお求めなら、こちらの選択肢が良いだろう。

メルセデス・ベンツA220 AMGラインのスペック

■価格 2万9570ポンド(433万円)
■全長×全幅×全高 ー
■最高速度 240km/h
■0-100km/h加速 6.9秒
■燃費 14.7km/ℓ
■CO2排出量 ーm
■乾燥重量 1450kg
■パワートレイン 直列4気筒1991ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 190ps/5800rpm
■最大トルク 30.6kg-m/1800-5000rpm
■ギアボックス 7速DCT

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