現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは

ここから本文です

なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは

掲載 87
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは

バカ売れ軽ハイトワゴンのN-BOXが2023年秋に3代目へ進化

日本で一番売れているクルマ、それはホンダの軽自動車「N-BOX」です。2023年度は21万8478台を販売し、普通車を含めて最も販売台数が多いモデルとなりました。そんなN-BOXは2023年10月にフルモデルチェンジして3代目に。日本一売れているクルマの新型には実際に乗ってみないと! ということで、20代若手自動車ライターが新型N-BOXをさまざまなシチュエーションでチェックしてみました。

Z世代ライターが日産新型「フェアレディZ NISMO」に乗ってみた! 低速域でもスポーツカーらしさを満喫できる仕上がりです

走りだす前から驚きの連続!

広報車をお借りしてさっそく試乗しようと、荷物を後部座席に置くためにリアドアを開くと驚かされました。軽自動車の電動スライドドアとは思えないほど開閉が静かなんです。正直、普通車のスライドドアでも、このレベルの静けさはちょっと珍しいかもと思うレベル。いきなりN-BOXに驚かされることになりました。

そして、車内に入るとその広さに圧倒されます。「これが軽自動車か?」と思ってしまうほど。広々としていて視界も良好。また細かな小物入れなどもサイズ感や仕切りなど、実用性の高い作りとなっていて、「頭いいなぁ、よく考えられているなぁ」と感心させられるものばかりです。このあたりはキッチリとリサーチされているなと感じるポイント。こういったきめ細かな配慮が「日本一売れているクルマ」の理由のひとつなのでしょう。

高速道路でもラクラククルーズ

試乗を開始すると「静かさ」という面でさらに驚かされました。街中では軽自動車とは思えないほど静粛性が高いです。ロードノイズをはじめ、エンジンなどのメカニカルノイズもかなり目立たない存在となっています。そして低速域で感じたのは乗り心地が良いこと。全体的に角が取れていて、静粛性の高さもあって乗り味は非常になめらかな印象でした。

高速道路に入り、合流するために加速。今回お借りしたのはターボエンジンのグレード「カスタム」であるため、合流もストレスなく可能です。驚いたのは新東名の120km/h区間も快適にクルーズしてくれるということ。さすがに風切り音は普通車と比べると少し気になりますが、軽自動車として考えると上質といえます。また、ACCも付いていて、とっても高速クルーズは快適。軽ハイトワゴンとは思えないほど直進安定性も高く、高速道路ではドライバーの疲労感が想像以上に少ないのが印象的なポイントでした。

じつはN-BOXは現行の軽自動車の中でも、ホイールベースが最も長いのが特徴のひとつ(「N-ONE」や「N-VAN」も同じで2520mm)。このホイールベースの長さも高速クルーズのラクさにひと役買っていそうです。

ワインディングでも走りに不安なし!

ワインディングの登りでもターボエンジンはグイグイと車体を引っ張り、ストレスを感じることはありません。これは先代モデルでも感じたポイントですが、トランスミッション(CVT)の制御が秀逸で、トルクバンドを外さないことも大きく影響していそうです。

コーナリングでも、常識的なペースで走る分には「ロール感が大きくて不安……」と感じるシーンはありませんでした。あらゆるシチュエーションで軽自動車とは思えないほど快適な乗り味を実現していると感じることが多かったのが、印象に残った試乗体験となりました。

「軽だから」だけでなく「N-BOXだから」な魅力が満載

N-BOXが売れているのは安くて買いやすい軽自動車だから、という側面はもちろんあるでしょう。しかし、反対に「軽自動車の値段は高くなった。もはや普通車のコンパクトカーでもいい」という声も世の中にはあります。

でも実際にN-BOXに乗ってみると、バリエーションが豊富なシートアレンジや運転がしやすい視界の良さ、細かな収納の数々など、「N-BOXだからこそ」な魅力にもあふれているクルマでした。独自の魅力にランニングコストが安い軽自動車というカテゴリー、そして軽自動車の枠を超えているのではないかと思わせるクオリティ。そんなさまざまな魅力が総合的に融合しているからこそ、高い人気を誇っているのだと改めて実感したのでした。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web

みんなのコメント

87件
  • him********
    S2000、DC5、VEZEL、N-BOXを所有しております。
    普段乗りはほぼN-BOXですが、何の不満もありません。
  • pow********
    スズキから乗り換えて感じたことは、室内も上質な作り込みだろうか、走りのためのエンジンも快適で、こんなにも違うのかと思いされました。長距離も疲れも少なくていいですね。楽しい車です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村