■トヨタの新「コンフォート+」誕生
トヨタのポーランド法人は2024年5月27日、コンパクトSUV「C-HRプラグインハイブリッド」に新しいエントリーグレードとして「コンフォートプラス」を設定しました。
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C-HRは、全長4.3~4.5m程度のC-SUVセグメントの世界戦略車として2016年にデビュー。トルコ工場が生産を担う欧州市場では好調な販売を維持し、累計販売台数80万台超を記録しました。
日本での生産、販売は初代で終了しましたが、欧州市場では2023年にフルモデルチェンジを受けた2代目が順次、各国で販売が始まっています。
新型のボディサイズは全長4362mm×全幅1832mm×全高1564mm、ホイールベース2640mm。ポーランドで展開されるパワートレインは、1.8リッターハイブリッド、2リッターハイブリッド、2リッタープラグインハイブリッドの3種類です。
今回、新エントリーグレードとして追加されたコンフォートプラスは、2リッタープラグインハイブリッド車(PHEV)となります。最高出力152HP(112kW)の2リッターガソリンエンジンと同163HP(120kW)のモーター、容量13.6kWhのリチウムイオン電池を組み合わせており、システム最高出力223HP (164 kW)を発生。EVモードでの航続距離は最長66kmです。
パワートレインのスペックに上位グレードとの差はありませんが、装備面をみると、ホイールサイズやセンターモニターが小さかったり、バンパーなどにピアノブラック塗装が施されていなかったり、デジタル機能が簡略化されていたりと、上位グレードと比べると見劣りしますが、その分、価格は抑えられ、17万6900ズウォティ(約700万円)となっています。
これまでエントリーを担っていた「スタイル」の18万1900ズウォティ(約720万円)と比べて装備差に納得できれば、コスパ的にも満足できるグレードといえます。参考までに同じパワートレインを搭載するプリウスプラグインハイブリッドは19万9900ズウォティ(約790万円)からとなっています。
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