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まさに「外しの美学」のコンセプトで開発された!? 意外なボディの高性能車3選

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まさに「外しの美学」のコンセプトで開発された!? 意外なボディの高性能車3選

■意外なボディでスポーツカー並の高性能車を振り返る

高性能車といえばスポーツカーが真っ先に思い浮かびますが、スポーツカーというカテゴリーは明確な基準はなく、実は曖昧です。

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しかし、一般的にスポーツカーというと、空力特性に優れたウェッジシェイプの2ドアもしくは3ドアハッチバッククーペボディで、高性能なエンジンを搭載し、足まわりやブレーキが強化されたクルマをイメージするのではないでしょうか。

ほかにもオープン2シーターのモデルの多くも、スポーツカーならではの姿といえます。

そのように見た目にもスピーディなスポーツカーですが、世の中にはクーペやオープン2シーターでなくても、高性能なモデルが存在します。

そこで、意外なボディの高性能車を3車種ピックアップして紹介します。

マツダ「サバンナ スポーツワゴン」

マツダは世界で唯一、ロータリーエンジンを搭載した四輪自動車の量産化に成功したメーカーです。

1967年に初のロータリーエンジン車である「コスモスポーツ」が発売されると、その後はロータリーエンジン車のラインナップ拡大を開始。

そして、1971年にはスポーツモデルでロータリーエンジン専用車の「サバンナ」がデビューしました。

発売当初はクーペとセダンのふたつのボディタイプでしたが、1972年にステーションワゴンの「サバンナ スポーツワゴン」が追加されました。

外観はクーペ/セダンと同様の迫力あるフロントフェイスに、キャビンはセダンのルーフを延長した王道のワゴンといったスタイリングですが、リアハッチの傾斜を寝かしたことでスポーティなフォルムを実現。

搭載されたエンジンは491cc×2ローターの「10A型」ロータリーエンジンで、最高出力は105馬力(グロス)を誇り、レシプロエンジンの1.8リッターに相当するパワーでした。

サバンナ スポーツワゴンはその車名も秀逸ですが、現在まで続く高性能ステーションワゴンの先駆けだったといえるでしょう。

日産プレーリーリバティ ハイウェイスターGT4」

日産は1982年に、新発想のファミリーカーとして初代「プレーリー」を発売しました。

プレーリーは3列シート車でリアドアに両面スライドドアを採用し、さらにセンターピラーレス構造と超低床設計とするなど、現在のミニバンの基礎を築いた先駆者でした。

しかし、パワー不足や低いボディ剛性によって乗り心地にも影響したことなどからヒットには至らず。2代目からは「ブルーバード」をベースにしたオーソドックスなトールワゴンタイプのミニバンとなり、1998年に登場した3代目では車名が「プレーリーリバティ」に改められました。

現在も「セレナ」などで展開しているカスタマイズモデル「ハイウェイスター」も登場し、1999年には「プレーリーリバティ ハイウェイスター4WD」をベースにした高性能グレードの「プレーリーリバティ ハイウェイスターGT4」が追加されました。

エンジンは「S15型 シルビア Spec-R」などと同型のスポーツユニット「SR20DET型」2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載し、最高出力は230馬力を発揮。組み合わされたトランスミッションは4速ATのみで駆動方式はフルタイム4WDでした。

また、ハイスペックなエンジンにふさわしく、足まわりはフロントがストラット、リアがマルチリンクの4輪独立懸架を採用するなど、乗り心地の良さと高い走行安定性を両立していました。

ミニバンながら高速ランナーといえるプレーリーリバティ ハイウェイスターGT4でしが、人気はそれほど高まらず、2001年のマイナーチェンジで廃止となり、今ではかなりの珍車です。

●ホールデン「ユート」

日本に正規輸入されていないメーカーがいくつかありますが、そのひとつがオーストラリアで誕生し、100年以上の歴史を持つメーカーだった「ホールデン」です。

ホールデンは古くからGMの傘下で、これまで数多くの魅力的なクルマを製造してきましたが、2017年に工場を閉鎖。2021年にはホールデンブランドも廃止されてしまいました。

このホールデンには、かつてスタイリッシュなピックアップトラック「ユート」がラインナップされており、高性能なエンジンを搭載するなど、スポーツカーにも負けない走行性能を持つトラックでした。

ユートは乗用車の「コモドア」をベースとしたモノコックシャシ、シングルキャブのピックアップトラックで、2000年に誕生しました。

そして、2007年に発売された2代目のトップグレードは、最高出力367馬力を誇る6リッターV型8気筒OHVエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTが設定されました。

外観は洗練されたスポーティなフォルムで派手なカラーリングも用意されるなど、欧州車のような雰囲気がありました。

しかし、前述のとおり2017年をもってユートの生産を終了しました。

なお、ユートは同じくGM傘下のボクスホールにOEM供給され、チューンナップモデルが販売されました。

※ ※ ※

最後に紹介したユートのようにオーストラリアで販売されたクルマは、独自の文化や使用環境によるためか、ユニークなモデルが多かった印象があります。

たとえば、日産がかつてオーストラリア工場で生産して日本でも販売した「ブルーバード オーズィー」はセダンベースの5ドアハッチバックで、一見するとステーションワゴンのようなフォルムでした。

また、三菱も以前はオーストラリアで生産をおこなって独自のモデルを販売していましたが、日産ともども、すでに現地生産から撤退しています。

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みんなのコメント

1件
  • 黄色いのがホールデンか。最初ランエボ改?と思ったけど、よく見るとBLレガシィの前期型のヘッドライト流用か?と思ったけど微妙に違う、という。日本人だと中々注目してしまう見た目をしてますね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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