VW『シロッコ』に乗り始めてブルートゥースが純正で装備されていないのに不満を持ったのがきっかけで、オーディオのシステムアップを開始した出口さん。広島県のWarps(ワープス)でAVセンターユニットに始まり、さらに高音質を目指してスピーカー交換も手がけることになった。
◆車内でのスマホの無線接続を求めてアフターのAVセンターユニットを導入
以前に乗っていたタントでオーディオをスタートさせた出口さん。その後、スタイリングに一目惚れして乗り始めたシロッコにもあることがきっかけになってオーディオを組むことになる。
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シロッコに乗り始めた当初は純正で聴いていたものの、普段使いする上で気になったのは純正オーディオにはブルートゥースの接続ができなかった点だった。スマホを接続して車内で音楽を聴くことが多いオーナー、なんとかできないかと導入したのがカロッツェリアのAVセンターユニットであるFH-9400DVSだった。ブルートゥースの搭載はもちろん、CarPlayやAndroid Autoにも対応。さらにオーナーがお気に入りとなったのはタイムライメントやイコライザーなどの高度な調整機能を備えていた点だった。
幅広いジャンルの曲を聴くオーナーは、どんな曲にも合わせられる調整をワープスにオーダーした。7V型のディスプレイのためシロッコのダッシュにピタリとフィットしているのもスマート。
◆どんな曲にも合うスピーカーをチョイス、ツイーターはAピラーを加工してビルトイン
シロッコにAVセンターユニットを追加した出口さん。もともと音楽好きのオーナー、車内でもっと良い音で音楽を聴きたくなっていく。そこで取り付けをオーダーしたワープスで更なるシステムアップを相談。次にターゲットになったのがスピーカー交換だった。
“どんな曲調にも合わせられる”ことを念頭に置いてAVセンターを調整してもらったのに次いで、スピーカーのチョイスも同様に幅広い楽曲の再生に合うことが重要な選択基準となった。そこでピックアップしたのがブラムのL165Pだった。ライブシリーズの2ウェイセパレートモデルでツイーター/ミッドバスともに純正位置への取り付けを実施。しかし1カ月後にどうしてもやりたくなって、ツイーターをAピラーに加工取り付けすることを決意して追加加工のオーダーとなった。こうしてサウンド面でもデザイン面でもオーナーお気に入りのフロントスピーカーが完成する。
現在ミッドバスはインナーバッフルでの取り付けだが、内装カスタムの一環でアウターバッフル化も計画中。オーディオを中心としたインテリアカスタムをますます進化させる予定とあって、今後が楽しみ。
◆長距離ドライブで低音の不足を感じ、コンパクトボディのサブウーファーを追加
ヘッドユニットに加えてフロントスピーカーが充実すると、次にもの足りなくなってきたのが低音の厚みだった。そこで注目することになったのがサブウーファー。
「遠距離をドライブすることも多く、もっと音を良くしたいと思ったんです。フロントスピーカーを交換すると低音の不足を感じたんです。そこでサブウーファーの追加を考えました。サウンド面はもちろんなんですが助手席下に置けるコンパクトなモデルを選んだのもこだわりです」
こうしてフォーカルのパワードサブウーファーであるiSUBを追加設置。シート下に置けるコンパクトサイズでありながら、厚みのある低音を再生する点がセレクトの理由となった。
ブルートゥースの接続に端を発した出口さんのオーディオグレードアップ。スピーカー交換、サブウーファー追加、インストールのレベルアップなど、オーディオ&インテリアの完成度を徐々に高め続けている。次回の後編では自慢の足まわりや外装についても紹介して行くことにしよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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