ホンダ S2000(1999年式)の中古車:このホンダS2000は、多くのポルシェよりも高いその値段は10万ユーロ(約1,650万円)以上!冗談のように聞こえるが、アメリカで、わずか1,199kmしか走っていない個体がハンマープライスで売りに出されている!
「ホンダ S2000」は愛好家のための車だ!1999年から2009年にかけて製造されたロードスターは、JDM(Japanese Domestic Market)シーンに熱心なファンを持つが、「S2000」はそのバブルの外では見過ごされがちだ。アメリカでは現在、このロードスターの初期型がハンマープライスで売りに出されている!
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しかし、この「S2000」を詳しく見る前に、そもそも「ホンダ S2000」の何がそんなに特別なのかという疑問に答えよう。この2シーターロードスターを開発したのは、ホンダNSXを開発した上原 茂だ。「S2000」の背後にあるアイデアは、アクティブで純粋主義的なロードスターを手頃な価格で提供することだった。
最高回転数9000rpmの4気筒エンジン開発中に妥協は一切なく、それはとりわけ高回転型2リッター4気筒自然吸気エンジンに当てはまる。エンジンは手作業で組み立てられ、上質な素材を使用している。例えば、4気筒エンジンのピストンには二硫化モリブデンによる特殊コーティングが施され、吸気ダクトは手作業で磨き上げられている。「S2000」のレブリミッターは9000rpmで、最高出力241馬力は8300rpmという異例の高回転で発揮される。
2.0リッター4気筒自然吸気エンジンのリミッターが作動するのは9000rpm以上である。この独創的なエンジンは専門家から小さな傑作と評価されており、この4気筒エンジンが2000年から2004年にかけて、1.8リッターから2.0リッターの排気量クラスで、5回連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのもうなずける。レイアウトも面白く、フロントミッドに搭載され、パワーは6速マニュアルギアボックスを介して後輪に送られる。限界域でのドライビング挙動はしばしば危険と表現されるが、これは主に2006年まで追加されなかったESPの欠如によるものである。初期モデルでは、ドライバーの判断に任されている。
ドイツでは本物のエキゾチックちなみに、「S2000」は「NSX」や先進の「インサイト」と同じ工場で生産された。1999年に発売されると、ジュネーブモーターショーで即座に「コンバーチブル・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。1999年から2009年の間に、「ホンダS2000」は合計11万台以上が製造されたが、ドイツでの販売台数は5,000台未満と少数に留まった。ピュアなロードスターはアメリカで最も人気があった。
合計約11万台が製造されたホンダS2000だが、ドイツで販売されたのは5000台にも満たなかった。そして、この実質的に新車状態で、人気の高い外装色「インディイエロー」(アメリカでは「スパイエロー」と呼ばれる)のこの個体は、1999年初期モデル(つまりESPのないモデル)で、日本から輸入されたものだ。その後「Vistec R Imports」というディーラーに渡った。
走行わずか1,199kmここに展示されている「S2000」は、絶対的なコレクターズアイテムであり、ほとんど運転されていない。25年の時を経て、デジタルスピードメーターの走行距離はわずか1,199km(745マイル)しかない。それゆえ、このロードスターが内外装ともに新品同様なのは驚くにはあたらない。おそらく長年にわたって保管されてきたのだろう。
しかし、ディーラーが明らかにしていないのは、メンテナンス履歴である。「S2000」は定期的に整備されてきたのか、少なくとも販売前に整備が施されたのか。これらはすべて、答えのないままである。
S2000の価格は?ディーラーがホンダのコレクターズアイテムに求めているのは12万USドル(約1,800万円)だ。これは992シリーズの「ポルシェ911カレラ」の新車価格とほぼ同じである。
ブラックのインテリアはほぼ未使用。このS2000は絶対的なコレクターズアイテムである!JDM車の需要が高いアメリカでは、この価格は珍しくない。2022年には、希少な「S2000 CR」がオークションにかけられ、18万9000ユーロ(約2,835万円)という信じられない価格で落札された。ドイツでは、「ホンダ S2000」の新車価格は約35,000ユーロ(約560万円)だった。
右ハンドル車に12万ユーロ(約1,800万円)もかけたくないという人は、オランダで売られている走行距離5,178kmの黒い「S2000」を購入することもできる。費用は4万9000ユーロ(約790万円)だ。あなたがどう見るかは知らないが、私にはこちらの方がお得に思える。
Text: Jan GötzePhoto: https://www.carscoops.com
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みんなのコメント
旧車も高けりゃ、ネオクラも買うには無理。
バーゲンプライスの300~400万くらいの旧車を買うなら、魅力なくても長年乗れる、現行の新車を買った方がいい。
何を買うか乗るかはその人自身の自由なのは分かるが、維持以上に金が掛かる車は庶民には無理な話。