フェラーリはF1中国GP決勝で2台とも失格となった「痛み」から学ぶことを目指しているが、重要な課題は現状最速チームであるマクラーレンとの差を埋めることだとシャルル・ルクレールは言う。
ルイス・ハミルトンがF1中国GPのF1スプリントで優勝したが、決勝では苦戦したフェラーリ。今週末の日本GPでチームは中国GPの日曜日に比べて調子が上がることを期待している。
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中国GP決勝では、マクラーレン勢やジョージ・ラッセル(メルセデス)に対抗できなかっただけではなく、ハードタイヤで息を吹き返したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも抜かれたフェラーリ勢。ルクレールが5番手、ハミルトンが6番手でのフィニッシュとなっただけでなく、レース後の車検でルクレールは重量不足、ハミルトンはスキッドブロックの摩耗でそれぞれ失格となった。
日本GPの木曜記者会見で、ルクレールはミスから学ぶ必要があると語った。
「ミスをするたびにそこから学ぶのは当然だ。それが痛手だったら特にね」
「誰もが限界と戦い、可能な限りそれに近づこうとしている。だけど2台のマシンがリミットの先に行ってしまったことは大きな痛手だった。結局のところ、そうする必要はなかったんだ。シーズン序盤の2レースはとても難しく、ペースも期待していたようなものではなかった」
「すでに(雨のオーストラリアGPで)失った以上のポイントを失うことは、チームにとって大きな痛手だ」
「僕たちはそこから学ぶと確信している。このようなことが起きたとき、僕たちはどこが悪かったのかを理解し、分析し、プロセスを少し変えようとする。いろいろなことが重なって、マージンが足りなかったんだ」
フェラーリが失格となった違反の原因は可能な限りパフォーマンスを追求した結果、不運というか、不注意というか、うっかり2台とも限度を越えてしまったということのようだ。
上海国際サーキットは比較的路面がスムーズで、縁石に乗る時間もそれほどないため、ハミルトンはスタートした瞬間、スキッド摩耗による失格は事実上避けられなかったといえるだろう。しかしルクレールに関しては、失格を免れる可能性はあった。たとえばフィニッシュ後のクールダウンラップでできるだけレーシングラインを外れ、タイヤカスを拾っていたフェルスタッペンのようにしていれば重量が不足しなかったかもしれない。
フェルスタッペンがチームからリマインドされていたかどうかはともかく、ルクレールの失格原因となった1kgの重量不足は避けられたかもしれない。
限界に近いところを走るのはF1の常だが、2台とも限界を超えてしまったことは、マクラーレンが時折トリッキーになるとはいえ圧倒的なマシンを持ち、フェラーリがメルセデスやレッドブルとの相対的な位置関係がより流動的な後続集団の中でやや後方に位置し、様々な面で攻める必要があるという現状を示している。
今年は現行レギュレーション最終年となり、性能の収束とともにマシン間のギャップは小さくなっているが、それでもまだ差がある。このギャップを埋めるには、単にセットアップをいじったり、ドライバーのスタイルを調整すればいいという問題ではない。
「クルマから最大限のパフォーマンスを引き出すのは、いつも通り難しい」とルクレールは付け加えた。
「ただ、マクラーレンと比べたときのパフォーマンスが十分じゃないんだ。だから、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すのが難しいということではなく、今のところマシンに十分なパフォーマンスがないということなんだ」
「でも、少しずつでもその差を縮めていけると確信している。今週末からそうなると良いね」
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みんなのコメント
現レギュレーションが 後1年な今年は、昨年のマシンを煮詰める方が 得策だった
大きな変更を受けた場合 モノにすれば伸びしろはあるが、時間がかかる 間に合うかな?
スプリントで勝てたのは ライドハイトが低かったからで、ロングランでは プランクがすり減りすぎた
そしてフェラーリ以外は 1キロ重くても、同じ以上に速く
通常レギュ最終年は 差が少なくなるのだが、自ら差を広げてしまった状態
昨年より デグが起こりにくい(メルセデス寄りの)タイヤになり、フェラーリは 優しすぎて ウィンドウに入れないのかもしれない
仕方なく ウィングを立てるが、トップスピードを 失う