ボルボ XC40 プラグインハイブリッド 「全車電動化されたハイセンスなコンパクトSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

全車電動化されたハイセンスなコンパクトSUV

2021.3.11

年式
2020年8月〜モデル
総評
さほど大きくはないSUVを探していて、なおかつ国産SUVの内外装デザインにはどうも納得がいかない、という人には最適な選択肢のひとつでしょう。ただし、購入にはそれなりのお金が必要です。
満足している点
最先端の北欧デザインと、電気モーターのアシストがもたらす力強い、しかしジェントルな走りは、一度味わうと後戻りできなくなるほど良好な印象です。
不満な点
「不便」「気になる」という点は特にありませんが、どうせならもう少しだけ燃費が良ければいいのに……というのはあります。
デザイン

4

SUVらしいタフなイメージは演出されていますが、ルーフを塗り分けたツートンカラーなどがもたらす「カジュアルな雰囲気」が魅力となっています。内装デザインも洗練されていて、いかにも北欧製らしい「優しさ」と最新のトレンドが見事に調和しています。
走行性能

4

XC40は2020年8月に全車のパワートレインが電動化され、現在は2Lエンジン 電気モーターのマイルドハイブリッド(48Vハイブリッド)版と、最高出力180psの1.5L直3ターボに82psのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドが販売されています。プラグインハイブリッド車には主な走行モードとして「ピュア」「ハイブリッド」「パワー」の3つがあり、「ピュア」はできるだけモーターだけで走行するモード。「ハイブリッド」はエンジンとモーターを適切に切り替えて走るモード。そして「パワー」はエンジンを常時使用し、モーターがエンジンをアシストすることで強力な加速を得られるモードです。48Vハイブリッド版は、2Lの4気筒とは思えないほどの力強さを、きわめてスムーズに発生します。
乗り心地

4

48Vハイブリッドもプラグインハイブリッドも、その乗り心地はきわめて快適です。
積載性

4

ハイブリッド車の場合、バッテリーを搭載する関係で荷室はガソリン車より狭くなってしまうことも多いのですが、ボルボXC40の荷室容量はガソリン時代とほぼ変わらない容量が確保されています。
燃費

3

電動化されたボルボXC40のWLTCモード燃費は、マイルドハイブリッドが12.5〜12.8km/Lで、プラグインハイブリッドが14.0km/L。正直、もうひと声延びてほしい(もう一声ほしい?)ところですが。
価格

4

最新世代のボルボXC40の車両価格は、マイルドハイブリッドが409万〜589万円で、プラグインハイブリッドが649万円。高いですが、高いだけの価値はあると考えられます。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
ボルボ XC40 プラグインハイブリッド 新型・現行モデル

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