ボルボ V90 「美しいデザインと北欧インテリア」のユーザーレビュー

美しいデザインと北欧インテリア

2022.7.8

総評

ステーションワゴンとしての長い実績がある上で、従前の質実剛健・安全だけでなく、加えて美しく洗練されたデザインをも獲得した一台。全高と全長のバランスがまさに黄金比と思わせるサイドビューが秀逸。
とにかくデザインで総合満足度 5。

満足している点

1. トールハンマー型ヘッドライトのスマートなフロントマスク、低く伸びやかなサイドビュー、ボルボと一目で分かるテールライトデザインなど、美しくスポーティーなエクステリア・デザイン。
2. こだわりの素材とデザインで、居心地の良い北欧インテリア。
3. 「この車で事故は起こさせない」との執念さえ感じさせるような IntelliSafe (ドライバー支援) 機能による安心感。
4. ナビデータ (年次更新) を無料で入手・適用できることに感じる、メーカーとしての良心。
5. スポーティーな動力性能。(ガソリン 2Lターボ 254PSで必要十分)

不満な点

1. 購入したての頃は、前車(BMW、直6)と比べてエンジンフィールで見劣り(粒の粗い、ガラガラ感)を感じた。
2. T5(ガソリン 2Lターボ) エンジンの燃費が、現代の車としては不十分。アイドリング・ストップも積極的に行われない。
3. 重い荷物を積んでワインディングを走った時に、荷重移動で少々安定感を欠く。(前車がエアサス仕様で、安定感抜群だったのと比較して)
4. 日本車のナビに比べると、見た目や機能がシンプル

デザイン

5

トールハンマー型ヘッドライトのスマートなフロントマスク、エステート(ステーションワゴン)ならではの低く伸びやかなサイドビュー、ボルボと一目で分かるテールライトデザインなど、美しくスポーティーなエクステリア・デザイン。
最優秀デザインのステーションワゴンだと思う。
また、こだわりの素材とセンスの良いデザインで、居心地の良い北欧インテリアの室内空間。

走行性能

3

初めの頃はガソリンエンジンにもかかわらず、音もフィーリングもディーゼル・エンジンのようなもっさり感を感じたが、慣れてくればそれも気にならない。
一方、アクセルを踏み込めば車体重量を感じさせない、鋭い加速を見せる。ターボの遅延は感じない。
直進安定性が高く、追い越し時の加速も充分で、高速道路ではスポーツ・ワゴンとしての存在感を示している。

乗り心地

4

静かで滑らかな乗り心地。高速での安定性も十分。重い荷物を荷室に積んだ時には、少々後輪にふらつき感があるか。

積載性

4

美しいプロポーションで全高が抑えられている分、荷室の高さが制限されるが、デザインを優先しているのでそれで納得。
後席シートを倒せばフラットになり長尺物も難なく積載可。

燃費

3

T5 (2.0L ガソリン・ターボ、FF) エンジンは、マイルドハイブリッドでもないので、カーボンゼロに貢献という点で、燃費性能は不十分。市街地メインでは7Km/L台で評価2。
一方、流れの良い郊外ドライブでは11-12Km/L、高速道路では13-14Km/L走り、このサイズの車としては善戦している。よって長距離メインで使用する場合は評価3。

価格

4

T5 Momentum でも装備は充分 (特に Intellisafe や 360°ビューなどの安全機能は全車標準) で、追加オプションは必要ない。
加えて細部に至るまでお金をかけて丁寧に作り込まれている。よってコストパフォーマンスは良く、満足している。

故障経験

特になし