V50 クラシック と リーフ
15年間20万キロ乗った850エステートを下取りに、息子用にV50クラシックを、自分用には日産リーフを買いました。大き
2012.8.29
- 総評
- V50 クラシック と リーフ
15年間20万キロ乗った850エステートを下取りに、息子用にV50クラシックを、自分用には日産リーフを買いました。大きさやも価格も同程度でした。とっかかえひっかえ毎日の通勤に使ってみての感想ですが、V50はボルボらしさがしっかり感じられる、たいへん良い車ですが、リーフと比べてしまうと、エンジン音は結構うるさく、よくできていると評判の6速ATもぎくしゃく感が不満です。850同様、街中で扱いやすく、直進安定性が高くて疲れ知らずの操縦性はボルボらしい美点ですが、低重心で重量バランスの良いリーフと乗り比べると、ここでも時代遅れ感が否めません。結局、現代のエンジン車としては何の不満もないのですが、最新の電気自動車リーフと比べると、航続距離と造りの良さ以外にはほとんどアドバンテージはないというのが今の実感です
850クラシックと比較すると、年のはなれた兄弟のような車なので、乗り換えても全く違和感はありませんが、15年近くも時代が違うことを考えれば850の出来の良さにあらためて感心させられました。大きさはV50が20cmほど短いだけですが、とりまわしは850のほうがむしろよいと感じます。全長の差以上に850の荷室は広大でした。同じクラシックなので装備は互角なのですが、内装の高級感は850の方がやや上かなと思います。トルコンATの850に対して、新しい4気筒2.0LにデュアルクラッチのV50には高効率を期待しましたが実燃費に思ったほどの差はありません。むしろ850のトルコンのほうがスムーズだったかなと思います。先日レンタカーで日産ティアナの電子制御CVTを経験しましたが、段つきのないスムーズなパワーの出かた、どんな場面でもアクセルに気持ちよく反応するところはリーフに似ていて、エンジン車はこっちの方向に進化すべきではないかと思いました。多段化してうまく制御しても、所詮はマニュアルミッションを電子的に操作しているだけなわけで、MTっぽいところが良いという評価はあり得ても、機械としては望ましい進化の方向ではないと思います。毎日リーフに乗り、今まであるのが当たり前と思っていた変速というものが無い乗りものを経験すると、変速機って実は要らないものだったんだと、つくづく思い知らされました。
- 満足している点
- ・ボルボらしさの残る地味なデザイン。V60は少しなじめない。
・趣味の良い内装とわかりやすい操作系
・とりまわしのよい車体サイズ。V60は幅広すぎる。
・いかにも安全そうなしっかりしたボディとやたら重いドア。
リーフのドアは羽根のように軽い。良いことか悪いことかよく判らないが。
・オーディオの音質がよい。リーフの音はひどい。
- 不満な点
- ・燃費は期待したほどよくない。850は通勤で7~8km/L、V50は同じ条件で8~9km/L850はレギュラー、V50はハイオクなので、ほとんど差がない
・6速ATはゆったり走ろうと思っているとシフトアップのタイミングが遅すぎ、いちいちアクセルを戻してシフトアップを待つ操作をしなければならない。マニュアルでどんどんシフトアップすれば、変速ショックもなく快適であるが、スピードが落ちると勝手に1速まで減速しているので、次に加速するときにシフトアップするのを忘れてあわてることがある。また、軽くアクセルを踏んだだけで頻繁にシフトダウンする。ゆったり走れるエコモードのようなものが欲しい
・17インチのせいか、やや幅広のコンチネンタルタイヤのせいかわからないが、足回りが少々うるさいしバタつく感じがする
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験