家族を大切にする人に乗って欲しい車です
ドイツ車からの乗り換えです。安全性に優れている車であることと、「北欧車」という響きに心くすぐられて購入を決めま
2008.2.15
- 総評
- 家族を大切にする人に乗って欲しい車です
ドイツ車からの乗り換えです。安全性に優れている車であることと、「北欧車」という響きに心くすぐられて購入を決めました。
V70も候補に入れていましたが最終的にV50を選択したのは正解でした。車庫の問題もありましたが、サイズが手頃で妻のお買い物カーとしてもジャストフィット。更に2.4i(170PS)ということもあって市街地でも高速道路でもパワーに全く不満はありません。
乗れば乗るほど、V50のデザインと機能が全て安全性に直結していることが感じ取れます。
サイドウィンドー下のショルダー部分にひねりが加えられていますが、単なるデザインではなく、側面衝突時の剛性を高める為である事。
フロントグリルが最前面まで押し出されていて「伸びた鼻」のようなデザインですが、これは前面衝突時にラジエターを含むエンジンの損傷を最小限とする為である事。
Bピラー(前後ドアの間にある柱)下部とサイドシル(乗り降り時にまたぐ部分)の接点に出っ張り(「SIPS」と刻印してある)がありますが、これも側面衝突時にドアがキャビンに入り込むのを防ぐ為である事。
ドアボケットが小さく不便(折りたたみ財布と携帯が入る程度)なのですが、これはポケットを犠牲にする代わりに衝撃吸収剤を詰め込んでいる事。
ヘッドレストが固定式(高さ調整や角度調整が出来ない)かつ前傾ぎみで、慣れるまではしっくりこなかったのですが、これは追突されたときに頭部を固定しムチ打ち防止に効果的であること。
キーシリンダーがセンターコンソール上部にあり、全身乗り込まないとエンジンが掛けられないので真夏日や真冬日にはとても不便なのですが、これも衝突時に脚部の損傷を最小限にする為であること。
などなど、他にも沢山あって書ききれません。
価格の割りに装備面が他の輸入車に比べて見劣りする感じも否めないのですが、その分安全性を補完する機能がてんこ盛りです。「万が一の時に生命を救う確率が他車よりも高い(あくまでも私見です)」と自分を納得させてしまえば、決して高い買い物では無いと思います。
V50だけでなく全てのボルボは、安全性を最優先する全ての人に乗ってもらいたい車ですが、最愛の伴侶や愛しい家族がいる人にこそベストマッチングな車だと思います。
- 満足している点
- ○安全機能が盛り沢山であること。
○必要にして十分なパワー。(たぶんベーシックグレードの2.4(140PS)でもストレスは感じない筈です。
○他の輸入車ほど押し出し感(個性)はないのですが、逆にそれが自分としては気に入っています。
○メーターパネル(スピードメーター・タコメーター)は常にライトオンになっているので、トンネルなど急に暗いところに入り込んでも慌てることがありません。
○シートヒーターは特筆すべき点です。スイッチオンから1分もしないうちに背部や脚部がぽかぽかになり、真冬にとても重宝しています。さすが極寒の国の車です。
○シートの出来も秀逸。今まで国産車や輸入車を何台か乗り継いできましたが一番疲れないシートです。片道250キロの長距離ドライブでも腰が痛くなりません。
- 不満な点
- ○やはり小物入れが少ない(小さい)のは不便です。
○エンジン始動時(エンジンが冷えているとき)の音がやや大きいです。すぐに静かにはなりますが...走行中の車内はとても静かです。
○燃費が今ひとつ物足りないです。妻はいつも文句を言っていますが、私は「輸入車なんてそんなもの」と割り切っています。
○電気系のちょいトラブルが若干多いでしょうか。「走り・曲がり・止まる」には全く影響の無い部分で軽微なものばかりなので、頻発しない限りサービス入庫はしていません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験