長く愛着をもって乗れる車です。
私は2年落ちでの購入後来月~6年目に突入です。
買い得感の5つ星は今買うならという意味です。
外車にありがちな嫌味がな
2009.9.15
- 総評
- 長く愛着をもって乗れる車です。
私は2年落ちでの購入後来月~6年目に突入です。
買い得感の5つ星は今買うならという意味です。
外車にありがちな嫌味がないうえに、幅広く女性に人気なので他車に目移りしかかっても周囲の反対で持ちこたえてしまいます、3歳の姪っ子にまで好評でしたよ。エンジンは比較的騒々しいし路面のゴトゴトもしっかり拾い静粛性は国産より劣りますが女性は総合的に感性で判断するみたいです。
穏やかな乗り味と大き目のソファー風シートが原因と思われます。
10年前の設計ですが幸か不幸か国内では販売台数が少ないため外観も内装もまったく古さを感じさせず、2年落ちの中古で購入したことすら忘れてしまうほどです。
私の愛車はシルバーなのですがと銀/黒のコントラストなどかえって新しいです。
燃費は他の方の印象とほぼ同様ですが純正ながら225/45R17インチのタイヤを履いているためか加重120~150kgで街乗りの燃費は6~7km、高速で10~11kmです。
- 満足している点
- 意外に個性的なハンドリング:
ポルシェ以上の縦横比(縦が短く横が広い)が売り文句だっただけありハンドリングの面白みもあります。サイドボリュームな外観デザインの関係でタイヤが着座位置の完全に外側になるためレーンチェンジの際に安心感があり同時にハンドリングの面白さも生みます。
このリニアな操縦感覚はシート位置をより前方にするとわかりやすいです。前輪に近い位置で操縦するためだと思われます。これ以降の欧州車が競ってワイドボディになったため今では普通ですが先駆的存在だったようです。とはいえ、基本は熱してもすぐにさめて淑やかな挙動に戻ります。アドレナリン出まくりでドライバーの目つきが怪しくなるようなドイツの高級外車よりクールでスマートです。
飽きの来ないちょっとアンバランスな外観:
70年代のGTカーをモチーフにデザインされたらしく意図的に丸みを帯びていて押し出しの強い外観ですがしっかりコンサバティブセダンなところがボルボらしい。例えるなら冒険したくておしゃれしてみたけど、誰にも気づかれない普通の子。(ん?短所か…やはり長所です)
ロープレッシャーターボは秀逸:
加速をさりげなくアシストしてくれるスーパーチャージャー的なターボなので運転していて心地よい加速が得られます。電動アシスト自転車のあの感じです。
落ち着きのある乗り心地:
実は素材はほとんどが難燃性素材なのですが革シートのよさを十分に味わえます。触って明らかな丈夫さも魅力です。またS40と比較してカタログ値は同じなのですが挙動にゆとりがありボルボらしい車です。
丈夫な鉄板:
金属部分が明らかに国産車より重くて太いです。とにかく多少ぶっつけたぐらいでは板金の必要がありません。塗装もしっか。衝撃もあまりありません。これでクラッシャブルゾーンも確保しているのですからたぶん国産より安全でしょう。
- 不満な点
- 制動と燃費:
有に総重量2t近い重量移動をブレーキで制御せざるを得ないのでどうしても街乗り燃費は国産車よりは不利です。
他の同クラスの欧州車との一番の違いはそのあたりのさばき方がゆるいというかありのままです。加速時に重みは感じますし減速時にはトラックのように重量移動での制御バランスを考慮します。
が、実際の加減速に不満は全くありません。
いまいち狭い室内:
動物を乗せるのには適しません。二人以上の子供や犬を乗せるならV70ですね。ドライバビリティならS60,ヴァーサビリティならV70ですかね。
コンピューターの制御:
初期型のS60/V70/S80/V90はコンピューター制御が未熟ですが案外単純なチェックできれいに直ります。 異常が出るとすれば多くの場合、外付けのナビなど電装系や放置バッテリーの放電が原因です。取り説とダッシュボード横の配電盤に丁寧にマニュアル書かれていますのでカーショップでも対応可能ですが、中古での購入時にもしハンドル制御やアイドリングに違和感があれば、販売店の費用でディーラーにCPUチェックさせれば大概は治るはずで安心です。
購入後の定期点検は街のカーショップで十分対応可能ですから維持費も楽ですよ。
- デザイン
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