2017年4月
■2017年4月
フォルクスワーゲングループジャパンは、マイナーチェンジを受けた「アップ!」を2017年4月27日に発売した。
5年ぶりの刷新となる「up!」は内外装をリニューアルし、スマートフォンとの連携を強化したインフォテイメントシステムの採用や安全装備や機能装備の充実化が行われている。
エクステリアは前後バンパーを一新したことで全長は65mm伸びている。さらに抑揚の増したボンネットフード、ウインカー内蔵型ドアミラー、新デザインのリヤコンビネーションランプ、リヤディフューザーなどを採用。豊富なボディカラーとの相乗効果によりスポーティな仕上がりを見せている。
インテリアは新技術のIML(インモールドラベリング)採用のダッシュパッドにより上質感を高めている。グレードによって異なるものの、カラーコーディネーションも4色のダッシュパッド(ピクセルハニーイエロー、ピクセルレッド、ピクセルニュートラル、ブラックキューブ)と2色のトリムカラーを用意。デザインを一新したシートカバーには外側とセンターにラインが入り、内装とカラーコーディネートされている。
安全・快適装備についてもデビュー当初から標準装備されているシティエマージェンシーブレーキ(低速域衝突回避・軽減ブレーキ)はもちろん、新型ではLEDポジションランプ付きハロゲンヘッドライト、オートライト、レインセンサー、タイヤ空気圧警告灯などを標準化。上級グレードの「high up!」では交差点での歩行者の確認がしやすく、歩行者側に注意を促すことのできるスタティックコーナリングライトに加え、シートヒーターや新デザインのアルミホイールを標準装備。さらにアレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルター採用のフルオートエアコンをオプション設定するなど、快適性の向上も図られている。
同日、若者を中心に大人気の世界的オーディオブランド“Beats”とのコラボレーション第2弾となる特別仕様車「up! with beats(アップ! ウィズ ビーツ)」と、ルーフと外装色の異なるツートンカラーがスタイリッシュな特別仕様車「roof up!(ルーフ アップ!)」の2モデルを発売した。「アップ! ウィズ ビーツ」は400台、「ルーフ アップ」が130台限定での発売となる。
■2017年6月
フォルクスワーゲングループジャパンは、「アップ!」をSUVルックに仕立てた「クロスアップ!」を2017年6月27日に発表、限定300台で同日より発売した。
最上級グレードの「ハイアップ!」をベースに、専用フロント&リヤバンパー、ルーフレールに加え、16インチタイヤ&アルミホイールを装着。全長が15mm長くなり、最低地上高も10mm上昇したことで、アクティブな仕上がりを見せている。
インテリアもダッシュパッドやルーフライナー、ドアトリムやシートカラーなどはブラックで統一し、ドアシルプレートやオレンジにライティングされるアンビエントライトを装着。装備では総出力300W8チャンネル7スピーカーのプレミアムサウンドシステム“beats sound system”を装着したほか、純正インフォテイメントシステムにスマートフォンフォルダーなどのインフォテイメントパッケージ、フルオートエアコン、シートヒーターなどの上級装備が標準となる。
■2017年11月
フォルクスワーゲングループジャパンは、「アップ!」の特別仕様車「コンフォートアップ!」を設定して、2017年11月28日に発売した。
「コンフォートアップ!」は「ムーヴアップ!(4ドア)」をベースに、アップ!初となるリヤビューカメラ“Rear Assist”を標準装備した。またパークディスタンスコントロールやオプティカルパーキングシステムを搭載して、後退時の駐車をサポート。またデコレーションフィルムやカラードアミラーなどの専用エクステリアや、白を基調に統一された明るい印象のインテリアを採用して、ポップでスタイリッシュな印象に仕上げている。
さらにシートヒーター(運転席/助手席)やVolkswagen 純正インフォテイメントシステム“Composition Phone”などを装備して、快適性や利便性を向上した。
ボディカラーはティールブルーとホワイトシルバーメタリックの2色を設定し、販売台数は各150台、合計300台限定。
2018年1月1日には価格改定を実施した。
■2018年6月
フォルクスワーゲングループジャパンは、スポーツモデルの「アップ! GTI」を2018年6月8日に発表、同日より販売を開始した。
新たに設定された「GTI」には最高出力86kW(116ps)/5000~5500rpm、最大トルク200Nm/2000~3500rpmを発生する1.0リッター3気筒直噴ターボを搭載。トランスミッションは6速MTが組み合わされている。
ボディは3ドアハッチバックのみで、レッドのストライプが付いたハニカムフロントグリル、フロント&リヤバンパー、ブラックドアミラー、デコレーションフィルム、リヤスポイラー、サイドスカートを装着したGTI専用エクステリアとなる。足まわりもGTI専用スポーツサスペンションに195/40R17タイヤに6スポークのアルミホイール、レッドのブレーキキャリパーを装着する。
インテリアはGTI伝統のタータンチェックのシート柄を採用したほか、シートヒーターやパークディスタンスコントロール、アンビエントライトに加え、スマートフォンを活用できるインフォテイメントパッケージ、フルオートオートエアコン、オプティカルパーキングシステム、ダークティンテッドガラス(リヤ/リヤ左右)を標準装備することで快適性を向上させている。
ボディカラーは「ピュアホワイト」、「トルネードレッド」、「ディープブラックパールエフェクト」の3色。全600台の限定販売となる。
■2018年11月
フォルクスワーゲングループジャパンは、「アップ!」にSUVルックに仕立てたクロスオーバータイプの特別仕様車「クロスアップ!」を設定して、2018年11月27日に300台限定で発売した。
「クロスアップ!」は上級モデル「ハイアップ!」で好評なパークディスタンスコントロールとオプティカルパーキングシステムに加え、新たにリヤビューカメラ"Rear Assist"を採用し、駐車時の安全性を大幅に向上した。またVolkswagen純正インフォテイメントシステム"Composition Phone"やスマートフォンホルダーなどのインフォテイメントパッケージに加え、フルオートエアコンやシートヒーター、クルーズコンロールなどを標準装備して、快適性をアップした。
ベースモデルに比べて、全長が15mm、最低地上高が10mm上昇したほか、「アップ!」では最も大きな16インチの専用アルミホイールを採用したことで、クロスオーバースタイル特有のSUVルックを際立たせ、アクティブに仕上げている。
エクステリアは、シルバーとブラックの専用パーツのコントラストがボディカラーにアクセントとして映えるようにデザインされた。インテリアは、スポーティなブラックで統一し、ドアシルプレートやオレンジにライティングされるアンビエントライトなどが特別感を与えている。
ボディカラーは専用色のコスタアズールメタリック(200台限定)、ハニーイエローメタリック(100台限定)の2色を設定した。
2019年1月1日には価格改定を実施した。
■2019年2月
フォルクスワーゲングループジャパンはホットハッチ“GTI”シリーズを拡充し、特別仕様車「アップ! GTI」を2019年2月13日に発表、同日より販売を開始した。
2018年6月に600台限定で導入された「アップ!GTI」は、マニュアルトランスミッション専用車として、コンパクトなボディサイズにスポーツチューンされた機敏な足回りなどが高く評価された。今回導入される「アップ!GTI」は、2018年モデルの装備に加え、新たにリヤビューカメラやプレミアムサウンドシステム"beats sound system"を採用し、安全性と快適性を向上。ボディカラーも新たに“タングステンシルバーメタリック”を採用した。
■2019年3月
フォルクスワーゲングループジャパンは、「アップ!」にツートンカラー仕様でポップなデザインの特別仕様車「スパイスアップ!」を設定して、2019年3月26日に300台限定で発売した。
「スパイスアップ!」は「ムーヴアップ!」をベースに開発され、ボディカラーとルーフやデコレーションフィルムのカラーが異なるツートンカラー仕様のポップなデザインが特徴。ボディカラーは「ティールブルー」と「キャンディホワイト」の2色を設定した。「ティールブルー」は全体的に青と白とのツートンカラーに統一され、「キャンディホワイト」はルーフやデコレーションフィルム、アルミホイールはブラックとなり、ドアミラーやアルミホイールキャップは赤にデザインされて、個性的なエクステリアを演出する。インテリアは専用のシートファブリックとダッシュパッドを採用した。
また装備面では、ほかのグレードではオプション設定となっているインフォテイメントパッケージ(Volkswagen 純正インフォテイメントシステム“Composition Phone”、スマートフォンホルダーなど)を標準設定とした。さらに“パークディスタンスコントロール(リヤ)”や“オプティカルパーキングシステム”、“シートヒーター”などを装備して、安全性と快適性を向上した。
■2019年12月
フォルクスワーゲングループジャパンは、「アップ!」にSUVルックに仕立てたクロスオーバータイプの特別仕様車「クロスアップ!」を設定して、2019年12月3日に500台限定で発売した。
「クロスアップ!」は、2017年と2018年に続いて今回が3度目の導入。2018年モデルで好評の安全装備や快適装備、SUVルックなスタイリングに加えて、今年のモデルは、若年層を中心に人気の“beats sound system”を標準装備した。
“beats sound system”は、300W、8チャンネルのパワーアンプにデジタルプロセッサーを搭載し、6個のスピーカーとサブウーハーの合計7個のハイエンドスピーカーを車両全体にレイアウトして、力強い低音から澄み渡る高音まで楽しむことができる。また上級グレードの「ハイアップ!」で好評のパークディスタンスコントロールやオプティカルパーキングシステム、リヤビューカメラ“Rear Assist”も標準装備して、駐車時の安全性を向上した。さらにVolkswagen純正インフォテイメントシステム“Composition Phone”やスマートフォンホルダーなどのインフォテイメントパッケージに加え、フルオートエアコンやシートヒーター、クルーズコントロールなどを装備して、快適性を高めている。
エクステリアは、シルバーとブラックの専用パーツのコントラストがボディカラーにアクセントとして映えるようにデザイン。インテリアは、スポーティなブラックで統一し、ドアシルプレートやアンビエントライトなどが特別感を演出する。
2020年5月1日には価格改定を実施した。