フォルクスワーゲン シロッコ 「ハマった」のユーザーレビュー

ハマった

2016.11.14

総評

実は元々この車は好きではなかった。
実用のVWなのに遊んだデザイン、中身は同じなら実用的かつ速さも兼ね備えたゴルフの方が魅力であると考えていた。
しかしひょんなことから実車を前にし乗ってみると“バリバリカッコいい”訳ではないのに浴びる周りからの心地よい視線。運転していてもそこはかとなく感じるパーソナル感に一気に心が傾いてしまった。
後になり如何にもなスーパーカー的カッコよさなんてVWは求めていないのだろうと理解した。
それでもなお人目を惹くなんて却ってすごい芸当じゃないかと。

確かに人を選ぶ車だが、それにハマってしまえば最高な車。
リアシートの足元も広いのでその気になれば四人乗車もこなしてしまう。
ただやはり優雅さがこの車のテーマだと思うので、一人あるいは二人用のデートカーとして使うのが満足度が高そう。
up!とシロッコ、或いはトゥアレグとシロッコなんて組み合わせも良いなと考えてしまう。

走ればちょっとハードなゴルフなのだが、狭い視界や潜り込むようなポジションが非日常感を醸し出し、そもそも実用車ながら奥の深い性能をもつゴルフの走りを上手く加飾し、引き出しているように感じる。

満足している点

・スタイリング
派手でもなく高級でもなく、余裕だったり優雅さを感じさせるデザインに駐車場に停めては心打たれる。
周り受けも上々で、「ほんと好きなんだね」と決して嫌味にならないデザイン。

・燃費
日常使いでも14km/l程度を出しているため非常に助かる。真冬は氷を取り除くため多少の暖機をするので悪化するが。
遠乗りドライブでは楽しい運転と目の前に映る燃費計にほくそ笑むこと間違いなし。

不満な点

・ホイールサイズ
ゴルフと微妙にインセットが違うため、アフターマーケットのホイール装着にはスペーサーの装着を余儀なくされることが多いのは不満。
従って夏用にはRの18インチでも良いかなと考えている。

・インパネデザイン
ゴルフ5やイオスのような感じで古臭い。カップホルダーはシャッター付きではなく、北米ジェッタに用意される蓋なしのもので使いやすいながらチープ。

デザイン

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走行性能

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1.4のツインチャージャー（ターボ＋スーパーチャージャー）によって回さなくても十分速い。
乾式DSGのマナーもこの年式では非常に優秀であり、スタートも多少の遅れはありつつもスムーズにできる。
燃費はすこぶる優秀だし、遠乗りかければ驚く数値を叩き出す。
驚いたのがブレーキの良さ。ちょっと前のVWはサーボが強すぎてカックンブレーキ気味であったが、この車は初期制動も強めながらそれが安心感となるだけで、思うようにコントロールができる。

ドライビングポジションが少々独特で、着座位置に対してステアリングの位置が高いように感じる。
シート位置を上げれば良いわけだが、これはこれでスポーティな“演出”として楽しんでいる。
太いAピラーにリアウインドウを覆うリアシートのヘッドレストで見切りは良くないが、そこはVW。一週間も乗れば手足のように扱える。

乗り心地

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ゴルフと比べると少々硬く、ロードノイズも多少はあるように感じる。
しかしながら235/45R17のタイヤを持て余してる感じはなく、高いボディ剛性とよく動く脚で快適性も高い。

積載性

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トランクルームを開けてビックリ、かなり底も深く二人分のボストンバッグとお土産袋程度であれば余裕で飲み込む。

燃費

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このスタイルでまさかこんな燃費が良いとは誰も思わないだろう。
国道を30分ほど流れに沿って走って19km/lを出したのは十分満足のいくレベルである。

価格

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故障経験