フォルクスワーゲン パサート セダン 「人知れず所有する名品として愛着の湧く１台...」のユーザーレビュー

人知れず所有する名品として愛着の湧く１台...

2004.9.11

総評

人知れず所有する名品として愛着の湧く１台です。
ブランド戦略を打ち出しているVWですが、その効果はまだまだ浸透しているとは言えない中、すべてのクオリティにおいて同価格帯のライバルを凌駕する実力は、訳の判った男の持ち物として、絶品。
プレミアムブランドと言われる他車に一度道を譲った後、テールのバッジを確認して置き去りにしていく快感が味わえる一台。

満足している点

ドアを開けると、車がご主人様向けにメモリーされたシートポジションに戻すべくモーターが軽やかな音をたてる。コーティング加工されていないそのレザーシートのサーフィスにしっとりと体を包まれながら、ドスンというドアの音にボディ全体の強さを感じた時、この車の良心を感じます。
さらにイグニッションキーを捻り、冷間始動時のW8エンジン独特のｸﾞﾜｵーンというサウンドは独特で、いつもこの車を所有していることの満足感から操作が始まります。
街に出れば、低速回転でもトルキーなエンジンとローギアードなトランスミッション、４MOTIONの組み合わせは、どんな路面状況でも他の車両を確実にリードし、スムーズなエンジンはストレスなくレッドゾーンまで駆け上がります。
夜間の高速道路では、標準仕様のバイキセノンHIDヘッドランプは十分な照度でエンジンパワーに見合った高速クルージングをサポートします。
高速巡航での燃費は、10km/L程度あり、80Lのタンク、十分なエンジンパワー、直進安定性、良質なシートと相俟って足が長く長距離移動では非常に頼りになる車です。

不満な点

ボディが重量級かつAWDであるため、街乗りでの燃費は褒められたものではありません。
発進時のトルクの出方が唐突でアクセルワークに慣れないとギクシャクしてしまいます。
サスペンションがコンフォートに寄りすぎで、高速走行では収まりが今一です。（しかし、リミッター上限でも不安があるわけではありません）
重いエンジンがオーバーハングされていることは隠しようもなく、コーナリングマシンではありません。ウッドの滑りやすいハンドルとも無関係とは言えません。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験