現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > フォルクスワーゲン パサート試乗記 (2.0L TDI+7速DSG FFセダン)

ここから本文です

フォルクスワーゲン パサート試乗記 (2.0L TDI+7速DSG FFセダン)

掲載 更新 6
フォルクスワーゲン パサート試乗記 (2.0L TDI+7速DSG FFセダン)

フォルクスワーゲン・パサートは2015年にフルモデルチェンジを行ない、2021年4月にマイナーチェンジを受けている。今回そのMCしたパサートに試乗することができたのでお伝えしよう。

パサートDセグメントサイズの上級セダン。マイナーチェンジでエンジンや装備、デザインを変更 パサートはフォルクスワーゲンの上級モデルでDセグメントに分類されるサイズ。以前は「CC」という名前で販売されていたこともある。現在はさらに上級のアルテオンも登場しているため、フラッグシップではなくなったものの、フォルクスワーゲンを代表する基幹モデルのひとつであることには変わりない。

トヨタ 水素エンジン カローラのレース参戦でH2の可能性を盛り上げる豊田社長の狙い

今回のマイナーチェンジでは主に、エクステリア、インテリアの意匠変更、装備変更とエンジンを始めパワートレーンに変更があった。詳細は既報で下記の記事を参考にして欲しい。

TDIはMCで7速DSGへとかわった 関連記事:フォルクスワーゲン「パサート」をマイナーチェンジ

静粛性の高い2.0Lディーゼルターボを搭載
試乗できたのは2.0Lターボのディーゼルエンジンを搭載するセダンのTDIエレガンス アドバンスグレードで534万9000円。ちなみにエンジンラインアップはガソリンエンジンが1.4Lターボから1.5Lターボとなり、また2.0LディーゼルターボのTDIから選択できる。

そしてTDIは今回のMCで6速DSGから7速DSGへと換装されている。またボディ形状ではヴァリアントとオールトラックも同時にマイナーチェンジを受けている。そしてオールトラックだけAWDの4MOTIONでセダン、ヴァリアントはFFとなっている。

スペックをおさらいすると全長はMC前モデルより+5mmとなり4790mm、全幅1830mm、全高1470mm、ホイールベース2790mm。試乗車のTDIは190ps/400NmでプレミアムDセグメントのディーゼルモデルと横並びのスペックに揃えている。装着するタイヤサイズも235/45-18で外観もパワーもプレミアムモデルと同一だ。また燃費ではWLTCモード平均で16.4km/L、市街地モードで12.7km/L、郊外モードで16.1km/L、高速道路モードで18.9km/Lとなっている。

このTDIエンジンは言うまでもなく静粛性は高く、車内からはガソリンエンジンとの違いを聞き分けるのは難しいほど。これまで静粛性の高いディーゼルでも車外で聞くとそれなりに大きなアイドリング音とディーゼル特有の音がしているモデルは多いが、パサートのTDIは車外で聞いてもそれほど大きな音でもない。

ゆったりとした運転席。上級モデルに相応しい落ち着きがある 後席も広々として大柄な大人4人でも余裕で乗れる 当然、走行シーンでは滑らかに吹け上がり、力強い低速トルクを感じながら走行できる。今回のマイナーチェンジで7速DSGへと換装されているが、より細かく低回転からシフトアップするので尚更エンジン音を聞かずに走行できる。

走行機能では今回から運転支援システムが従来の「トラフィックアシスト」から「トラベルアシスト」へと名称と機能が変更になっている。主な変更点は同一車線内全車速運転支援となり、0-210km/hまで対応する最新の運転支援システムが全車標準設定となった。

18インチサイズは見栄えもよく乗り心地も全くスポイルしていない 乗り心地は18インチサイズのタイヤを装着しているが、快適でハーシュネスも強くは感じない。上級モデルに相応しい乗り心地と言えるだろう。プレミアム御三家は周囲の視線が気になり手を出しにくいという職業や事情があるユーザーには、従来から人気の高いフォールクスワーゲン・ブランドでもあり、この上級パサートであればプレミアムモデルと遜色はない。

フルデジタルのメーターまわりメーターパネルをこんなふうにも表示できるインテリアでは最新のデジタル表示のインフォテイメントへと変更されている。ゴルフ8でも採用されているが、物理スイッチを極力減らしタッチ操作やスワイプ操作などの組み合わせで車内温度や風量、ナビ操作、オーディオ操作などを同じ画面上で操作することになる。

風量調整はスワイプ操作すべてタッチ式の操作にかわり、物理スイッチが消えていくすこし癖があり直感的とは言いにくく、慣れが必要だ。アンドロイドやアイフォンで慣れているユーザーでも操作ロジックにわかりにくい部分があり、最初は戸惑う。とくに走行中に何かを変えようとしたときは、一旦停止し一つ一つ確認しながらでないと目的にたどり着けない使いにくさがある。何度操作しても目的を達成できなかったものまでもあった。VWグループでは近い将来、オリジナルのOSを使った車両へとシフトが始まると言われているだけに、HMIに関してはシンプルでわかりやすいものを期待したい。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>

価格

The post フォルクスワーゲン パサート試乗記 (2.0L TDI+7速DSG FFセダン) first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
カー・アンド・ドライバー
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レスポンス
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
くるまのニュース
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
WEB CARTOP
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
バイクのニュース
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
カー・アンド・ドライバー
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
くるまのニュース
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
VAGUE
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

6件
  • 前は良いけど後ろがダメだ。
    アルテオン買うわ。
  • 実はこのオッサン臭い、垢抜けない佇まい、そんなに嫌いではなかったりするのだが。

    とは言え、グローバルでは明らかにカムリやアコードの後塵を輩して投げ売りされてる高齢セダンに、しかも欧州でも今や総スカンのディーゼル車に、乗り出し600万円払う気になる可能性は0パーセントだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

445.0553.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0440.0万円

中古車を検索
パサート セダンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

445.0553.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0440.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村