現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」まじめで上質。より高機能に変身したVWパサートからドイツ車の本質が見えた!

ここから本文です

「最新モデル試乗」まじめで上質。より高機能に変身したVWパサートからドイツ車の本質が見えた!

掲載 更新 24
「最新モデル試乗」まじめで上質。より高機能に変身したVWパサートからドイツ車の本質が見えた!

VWの上級モデルが大幅グレードアップ、その内容

 パサートは、端正なデザインと実直な作り込みで根強い人気を持つVWの上級モデル。4月にマイナーチェンジを実施し、内外装の化粧直しに加え、ADASやコネクティビティ機能のアップデート、ディーゼルモデルのトランスミッション変更(6速DCTを7速 DCTに)、ガソリンエンジンの排気量変更(1384ccを1497ccに)を行った。

「新型ヴェゼルのライバル探し」VWの新たな主力、骨太のTクロスとヴェゼルは世界で戦う対抗馬なのか

 ラインアップは、セダンと、「ヴァリアント」を名乗るステーションワゴン。そして各部をSUVイメージに仕上げ、4WDシャシーを組み合わせた「オールトラック」の3シリーズ。今回テストドライブしたのは、ディーゼルエンジンを搭載したセダンの上級グレード、エレガンス・アドバンスである。

 デザインはバンパー部の造形がリファインされ、いちだんとハンサムな印象。オーソドックスな造形は、飽きることなくつきあえそうだ。ボディサイズは全長×全幅×全高4790×1830×1470mm。大人4名に十二分な居住空間と、驚くほど広いトランクスペースを確保するなど、パッケージングは優秀。セダンらしい理詰めの設計の持ち主である。
 これまでVW車に親しんで来たユーザーの目を引きそうなポイントが、フロントグリルやトランクリッド、そしてステアリングホイール中央にレイアウトされたVWの新しいロゴマーク。デジタルメディアとの親和性を狙ったという新デザインは、なかなか目立つ。

豊かなトルクが印象的。運転支援機構は使いやすい!

 走りは頼もしい。2リッター直4ディーゼルターボ(190ps/400Nm)を搭載する試乗車の車重は1560kg。同等装備のガソリンモデル比で110kg重い。スタート時こそわずかに「重さ」を意識させられるが、一瞬の後にターボブーストが高まり、その先はディーゼルならではの太いトルク感が味わえる。日常域の豊かな力感は印象的だ。静粛性も悪くない。ただし「際立って静か」という印象ではない。自らが発するノイズよりも、サイドウィンドウを透過した外部音が目立つのが惜しい。

 優れた4輪の接地感や高速時のフラットネスは、VW車らしくハイレベル。注意喚起のゼブラ舗装が施された路面でややバタ付き感が強めに現れるのは、パンク時の自己補修性を持たせたシール剤入りタイヤを採用する影響かもしれない。
 マイナーチェンジの目玉のひとつ、同一車線内の全車速運転支援システム「トラベルアシスト」は、ステアリングホイール上のスイッチをワンタッチするだけで即座に作動を開始する。非常に扱いやすい。最新のパサートは、総合的な完成度がいちだんと高まった。

こんな記事も読まれています

全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
レスポンス
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
GQ JAPAN
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
バイクブロス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
レスポンス
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
AUTOSPORT web

みんなのコメント

24件
  • アナログ時計がなくなったのが残念だ
  • 実際フォルクスワーゲンの稼ぎ頭なんだけど、
    小さなエンジンをガンガン回して、DCTでつなぐというのが、どうにも日本や米国(調べたらほぼ欧州と同仕様だった)で受け入れがたいのかなあ。130km/hで走っていて、150km/h以上で追い越すなんて言うときには良いのだろうけど。
    最近見たこと無いなぁ。ま、私が住んでいるのは、いわゆる田舎ですけどね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

445.0553.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0410.5万円

中古車を検索
パサート セダンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

445.0553.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0410.5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村