凌志さん
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
グレード:TSI コンフォートライン マイスター_RHD_(DSG_1.2)
2019年式
乗車形式:試乗
ゴルフヴァリアント試乗~相変わらず、いい車のお手本~
2021.2.8
- 総評
- 6年、55千キロを経てDSGのジャダーが出始めたので、一泊二日の無償クラッチ交換を依頼し、あてがわれたのがこの最終型ゴルフヴァリアントだった。
改めて、フォルクスワーゲンゴルフとは、音楽でいえばスタンダードナンバーだと思う。
そのココロは、歌ってもよし、聴いても良し。
運転しても、運転を任せても、安心して乗っていられる。
後席で目を閉じながら、「これだよこれ」と本当に思った。
ハッチバックに比べ、約30㎝増築し、60㎏重くなった車体だが、目立ったネガは感じられなかった。
ハッチバックで感じる加速の軽やかさはあまりないが、後ろを振り向かなければ、30㎝長いゴルフに乗っているとは分からない。
日本でのゴルフヴァリアントの位置づけは、「トランクを付けたらゴルフがついてきた」と言われた、4ドアセダンの「ジェッタ」の現代版なのではないか、と改めて思った。
PS 入院後、自車のジャダーは治まったようである。ディーラーに感謝。
- 満足している点
- モデルライフ末期を迎えて、熟成の度合いを増した走り。
粛々と仕事をこなすエンジンとトランスミッション。
日本車に比べると硬めだが、中長距離を走ると納得させられる足回りとシート。
圧倒的なハードウェアの良さを感じる。
自分の車と操作系が全く同じなので、まごつくことがない。
- 不満な点
- 特になし。
強いてあげれば、タイヤやバッテリー等の消耗品代がやや高い。
またガソリンもハイオク指定であり、維持費が高くつく。
最終モデルでは、グローブボックスのキーがオミットされていた。
- デザイン
-
5
- シンプルイズベスト。機能に徹していながら、ピンと張りつめたラインなど、美意識も忘れていない。
商用車っぽく見えない。
- 走行性能
-
4
- ハッチバックの軽快さはないが、実直で好感が持てるパワートレイン。
- 乗り心地
-
5
- 硬めだが、常にフラットで疲れない。
16インチのうちの車の方が乗り心地はいいかも。トゥランザは、相変わらずいいタイヤだと思う。
- 積載性
-
5
- 非常に広いが、我が家の場合あまり必要ないかも。
- 燃費
-
5
- 15㎞/ℓ台をキープしていた。なかなか良い。
- 価格
-
5
- 同じクラスの日本車はマツダ3を除いてCVTだから、敢えてゴルフを選ぶ価値はある。
(新車は完売だそうだが)
- 故障経験