フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント 「20年ぶりのゴルフは超進化していた2 (実際はTLですが2回目のレビューなのでCLで投稿します。) 何故350万円するか分からない。ユニクロのTシャツ」のユーザーレビュー

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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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20年ぶりのゴルフは超進化していた2 (実際はTLですが2回目のレビューなのでCLで投稿します。) 何故350万円するか分からない。ユニクロのTシャツ

2011.7.3

総評
20年ぶりのゴルフは超進化していた2
(実際はTLですが2回目のレビューなのでCLで投稿します。)
何故350万円するか分からない。ユニクロのTシャツを1万円で買うようなもの。には、ちゃんと訳があります。私は、前回、車の価値は人によって判断基準が別れるところと述べました。以下の点を評価できるかどうかということです。
【レーザー溶接】
雑誌などで見聞きする車体のねじれ剛性が高いことは、クルマが好きでいろいろなクルマをよく乗りまわしているドライバーには、はっきり分かる特徴であり、良いクルマとしての評価を高める重要なポイントになっている。日本車もドイツ車もその点は異論がない。
そのねじれ剛性の高める方法において、ドイツ車と日本車とではアプローチが違います。ドイツ車においてはレーザー溶接という新技術をより一層導入する傾向にあり、日本車においては新技術よりは、従来のスポット溶接の技術を高めたり、鋼板の材料の工夫等でカバーする傾向なのである。
例えば、代表的なドイツ車のフォルクスワーゲン社の「ゴルフ」においては、溶接全体の中でレーザー溶接の占める割合が45%を占めていて、車一台あたりの溶接の長さは52mにもなるようである。日本車においては、レクサスなどの一部高級車に限られていて、通常はスポット溶接である。
これは、「缶詰」のフタと「タッパケース」のフタほど密着度が違う。
【塗装】
 白のようなソリッドカラーとメタリックカラーならメタリック塗装しないと損のような感覚が国産車にはある。それは、一昔前までメタリックは追加料金カラーだったから?
 でも、VWの塗装は白や赤などのソリッドカラーこそ美しい。これにもちゃんと秘密がある。
 ボディ表面が、とても柔らかそうなマニュキアを塗ったような上質のエナメル感は。高品質の塗料を使うのはもちろんのこと、時間をかけた塗装工程(防錆処理の皮膜や、ボディカラーの深みを出す下地づくり、最終カラーの塗装前にダチョウの羽根を使ってのホコリの除去)さらに6工程にも及ぶ亜鉛メッキ下地処理。エアーブラシをかけただけの国産車の塗装とは全く違います。同じ白のワゴンでも、国産車は商用バンに見え、ゴルフヴァリアントは乗用車に見えるのもソコです。ソリッド色の方がその差は顕著です。
満足している点
【DSG】
 7速変速機。トルクコンバーターが無く、変速に要する時間は0.2秒。マニュアルシフトをプロのドライバーが行ってくれているとでも表現したら良いか。もちろん、7速のきめ細やかなギア比により伝達効率よく、低燃費にも大きく貢献。自在のシフトチェンジとあいまって、コンフォートだけでなくレーシーな雰囲気を味わうことも可能。
 【1.4Lインタークーラー付ターボ】
 何故、CLよりTLの方が良いか?スーパーチャージャーが付いてパワーアップしても燃費が悪くなるだけと前回表現した。後発のシングルチャージャーエンジンの方が良いのは燃費だけでは無い。122馬力と160馬力。同じベースエンジンで。ホンダのF1は1.5Lで1,000馬力を出していた。現在の技術に於いて1.4Lで200馬力くらいの乗用車エンジンなら全く耐久性を含め問題ないのである。VWのピエヒ博士はシングルチャージャーで行きたかったのだが、あまりにも斬新すぎて周りが「1.4Lで大丈夫?」の感覚を払拭するためスーパーチャージャーをおごった。でも、スーパーチャージャーが担当するのは、3,000回転まで。だったら、シングルターボもスーパーチャージャー付も最高馬力は同じはず。となるのだが、ブースト圧が前者は0.75。後者は1.5。もう、車に詳しい人ならピンときたと思うが、ロムを書き換えるだけで簡単に同等パワーを出そうと思えば出せるのである。さらに後発のシングルチャ-ジエンジンは、最高排気温度を950度に抑えたおかげで、全運転域で理論混合比運転を実現している。インタークーラーも空冷から水冷に変わっている。ターボチャージャーから吸気バルブまで約11Lあった配管容積を4.8Lにまで減少(改良)されている。全ての面で改良され進化している。新型パサートやシャランの大柄ボディを122馬力でドライブするのである。(0-400m加速でしか車の価値を計れない人は別として)馬力がいくらでもと言う人には天井知らずだが、経済性と実用性が高度にバランスしてるのは122馬力エンジンである。ピエヒ博士の最高傑作である。
不満な点
【燃費】
 確かに高速燃費は15km/L以上可能である。でも、市街地でエアコンをつけると小排気量の悲しい実態。10km/L前後である。ストップ・アンド・ゴーが連発する市街地燃費はよろしくない。それでも、普通の乗用車レベルではあるが・・・。
  以上のことを踏まえてこの車に価値を見いだせるか?(十分だと思うが・・・。)今でもゴルフは小型・中型乗用車のベンチマークである。そして、コストがかかり過ぎて合理化のため国産車が捨ててしまった技術工程がテンコ盛りである。それらを「どう見るか?」で大きくこの車の評価は分かれる。知らない人にはユニクロの1万円のTシャツにしか見えないかもしれない。でも、いくら出しても他の車では手にすることができない世界最高水準の技術でいっぱいである。オンリー・ワンである。私は、これらのことを全て分かってた上でゴルフを選択したし、TLにして良かったと思う。予測を裏切るほど良く走る。
  25年以上ゴルフを観てきて、コストパフォーマンス(損益分岐点)を考えると、私は今も最高の乗用車だと思う。この領域(クオリティ)に他の車が達しないのが残念である。
  日本車は、昔はともかく、今の技術力なら十分これを超えれる技術を持っている。でも、合理化、低価格化を考えると技術屋の思いと営業屋の思いが交錯し、自由に高品質なモノを作れない。だから、カーナビや装備品で人眼をひく商品(車)をつくる。
  日本車と独車。どちらが良いかは、その人の価値観の問題である。
デザイン

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走行性能

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積載性

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燃費

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価格

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