フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント 「８０点のクルマ」のユーザーレビュー

８０点のクルマ

2015.9.13

総評

2015年6月時点で新車乗り出し400万以下で全車速クルコン(0km～120km↑)と積載性(SUVかワゴン)を重要視したら全車種で選択肢がコレ一台になりました。
評論家の「ゴルフ７は完璧過ぎて飽きる」という絶賛レビューを見て不安でしたが、
個人的には完璧なクルマとは程遠く、エンジンとDSGの癖もあって今の所飽きません。
細かい不満はありますが致命的なものは一つも無く、また満点な所もありません。

満足している点

・正面の顔。　最近のダミーグリルが大きく主張するデザインには飽き気味。
・奇抜なデザインが無い普通の内装。
・DSGの動き。
・８年前のHDDナビの感覚だと、ナビのリルートが異様に早く感じる。
・128GBのSDカード2枚と128GBUSBメモリに対応しており、大量の音楽を入れられる。
・クルーズコントロールが全車速で渋滞も楽々。
・前後８方向あるコーナーセンサーの精度がかなり良い。

不満な点

・正面のデザインに対して後ろ半分が丸い。新パサートの様なシャープさが欲しい。
・クルーズコントロールの発進・減速が自分の感覚より若干遅い。
　「自動でコントロールしてます」という合図も兼ねた弱い加減速が早めに欲しい。
・アイドリングストップとオートパーキングの組み合わせが国産車の様に洗練されていない。
　慣れないと出だしがカクッとなります。
・後席が狭い。
・肘掛を伸ばすとドリンクホルダーが一個しか使えないなど、小物収納全般。
・ガラスが紫外線を通すのか夏はジリジリと熱い。フィルムを貼るか考え中。
・ナビで名称検索が出来ない。住所だけじゃなく「○○駅」で反応して欲しい。

デザイン

5

内外装共にシンプルで奇抜さが無い所が気に入っている。光るものは殆ど白なの点も良いです。

走行性能

4

前車がハリアーというSUVだったので、ゴルフの性能が凄く良く感じました。
1.4Lという小排気量でも低回転・低速からターボが掛かり、車体が軽く感じます。
ターボは軽自動車の様なフィーリングで、雑に踏み込むとグーンと飛び出す時があります。

高速域では、ハンドルが重くなる事で安定性を再現している所が気になりました。
レビューサイトで散見される高級車の様に路面に張り付くイメージとは程遠いです。
それでもハリアーからの乗換えだと「おぉ！」と感動する安定感がありました。

乗り心地

4

DCC無しですが、サスペンションは至って普通。
ゴツゴツ感もフワフワ感も無く、不快なロールも殆ど発生しません。
試乗ではDSGによる低速でのシフトショックが気になりましたが、購入車体は全く気になりません。
今の所、マイナス面は無く、気持ちの良いシフト感覚で気に入っています。

積載性

4

スペック表通り、かなりの広さがあります。
国産車並みに小物入れが多数ありますが、どれも国産と比べて考えて作られていない。
開口部が狭くて奥行きの無いシート下収納や車検証と説明書すら入らないグローブボックス。
コブシ一個分のセンターボックス…など。

燃費

4

夏場のエアコン風量4/5(22℃設定)で東京街乗り9km～10km/l　高速17km～19km/l。
小排気量ターボにしては良い燃費で大満足です。

価格

3

コーティング等の費用は全てケチって、車体＋諸費用＋保険年払い＋３年サービスパックで乗り出し３９０万前後。犬が居るので合皮のシートカバーを後付けして予算４００万に収まった。

故障経験

細かい所ですが、シフト周りのプラスチックパーツに2mm程浮きがでてクレームで修理しました。

◆窓の開閉異常
窓のスイッチをグイッとすると全部閉じたり開いたりする当たり前の機能が時々機能しない時がある。　これはドイツ本社でも確認されてる不具合だそうです。様子見との事。