公家さん
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
グレード:TSI トレンドライン プレミアムエディション_RHD(DSG_1.4)
2011年式
乗車形式:マイカー
運転暦30年以上で、国産車(ホンダ、トヨタ、ニッサン)を乗り継いできました。そろそろ定年も近づいてきたので、外車に乗ろうと思い、検討の結果この車にしま
2014.8.13
- 総評
- 運転暦30年以上で、国産車(ホンダ、トヨタ、ニッサン)を乗り継いできました。そろそろ定年も近づいてきたので、外車に乗ろうと思い、検討の結果この車にしました。理由は自動車評論家がつねにゴルフが小型車のベンチマークだというので、どんなものかと試したかったからです。
実際に乗ってみて、最初に書いたとおり車の基本(走る、曲がる、止まる)がとてもよく出来た車だと思います。シートの出来もよく、車に乗っても本当に疲れが少ないし、ゴルフに行くときなど田舎道のワインディングロードでは、気持ちよく曲がってくれます。
もうすぐ1回目の車検ですが、4.5万キロ近く走っています。車に乗るのが楽しくなる車だと思います。
<DSGさえ信頼性があれば・・・>
手放した後でも、DSGの信頼性さえあれば、上記に書いた感想は変わっていません。新型パサートヴァリアントに試乗して、今度はこの車にディーゼルが出たら乗り換えようと、思っていました。
しかし、新しい車は改善されているだろうとはいえ、あまりのDSGの信頼性の低さに、嫌気がさしました。
トラブルなく乗っている方もおられると思いますが、あたり外れがはなはだしい車です。
- 満足している点
- 車の基本(走る、曲がる、止まる)がしっかりしています。高速道路では安定していて、疲れが少ないです。
シートの出来もよく、以前の国産車では長距離を走ると腰痛や首のコリが激しかったですが、この車に変わってから、ずいぶん楽です。これは家内も同意見です。
1.4LシングルターボのTSIエンジンは、7速DSGとの組み合わせで、時速100キロまでの加速は期待以上に俊敏です。また、高速では燃費もよく、長距離のドライブやゴルフなどでは15㎞/L以上は走ります。
カーゴルームも広く荷物もたくさんつめます。家庭菜園をやっていますが、小型の耕運機も問題なくつめます。
- 不満な点
- 一番の不満はDSGのゴリゴリという音・振動です。1速から2速、2速から3速へのシフトチェンジ時に負荷がかかる状況(右折レーンでの信号待ちからの発進、登り坂道からの発進など)では、必ずゴリゴリという音・振動がして不快です。
新車のころはスムーズで、ごくまれにゴリという程度でしたが、1万キロを越えて、リコールでシフトプログラムの書き換え(半クラッチ状態を少なくする)があってから、ひどくなりました。あまりひどいので、クレームでクラッチ交換をしてもらい、その後2万キロくらいはスムーズでしたが、またゴリゴリがひどくなってきました。先日もDSGのメカトロ部品のリコールがあり、その際に修理を依頼しましたが、ぜんぜんだめでした。
これさえなければ、この車は本当によい車なのですが。
あと、市街地ばかりだとアイドリングストップがついていないので、10㎞/L走らないです。
<DSGの故障が絶えず、3年と11か月で手放しました!>
1回目の車検の際にDSGのジャダーについて改善するようにクレームしましたが、クラッチもメカトロ部品も最新のものがついているので、これ以上手の打ちようがないとサービスが言うので激怒しました。結局クラッチを交換してもらい、ジャダーは解消しました。これでこの車も快適と思っていたところ・・・
車検後、最初の1年点検をディーラーの勧めで1か月前倒しで受け、そのあと1泊2日の家族旅行に行きました。そして、旅行から帰ってきて、家の前で荷物を降ろし、さあバックで車庫に入れようとしたところ、「ググッ!」と音がして、動かず。あれ、おかしいなと思い、前進にシフトしても、全く進まない。見ると、シフトポジション表示と、スパナマークが点滅している!
祈るような気持ちで、エンジンをいったん切ってもう一度トライするも同じ現象。エンジンはかかっているが、ギアが全く入らず、前進も後退もできず。
結局、エマジェンシーに電話して、レッカーでディーラーまで運んでもらい、修理となりました。
修理は1週間かかって、ミッション本体丸ごと(クラッチ、ギアボックス、メカトロ)交換となりました。
約4年、6万キロでクラッチは3回交換したことになります。
これで堪忍袋の緒が切れて、この車を手放すことにしました。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験