フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオレ 「もう少し安い方が嬉しい 私には、初代Ⅱカブリが、車庫に眠っている。ほぼ10年ぶりの復活、である。道理で、ゴルフカブリオレという名前の響きに、なんとなく」のユーザーレビュー

もう少し安い方が嬉しい 私には、初代Ⅱカブリが、車庫に眠っている。ほぼ10年ぶりの復活、である。道理で、ゴルフカブリオレという名前の響きに、なんとなく

2011.12.30

総評

もう少し安い方が嬉しい
私には、初代Ⅱカブリが、車庫に眠っている。ほぼ10年ぶりの復活、である。道理で、ゴルフカブリオレという名前の響きに、なんとなく懐かしさを感じてしまったわけだ。
　というわけで、昔の姿を思い出すことなく、最新ゴルフ6をベースとした、まったく新しいオープンモデルの登場だと考えた方が理解も早い。ゴルフサイズのコンパクトなボディに、フル4シーターのオープンボディ。メカニズムはノーマルゴルフで既に定評のある、1.4リッター直噴ツインチャージャーエンジン+今だ完成していない7DSGで、エコ性能もバッチリ。3層ソフトトップは電動フルオート、開閉時間は開け9秒ちょい閉め11秒あたり、ときた。時速30km/h以下ならば、走行中の開閉操作も可能である。
ルーフを取り去ったぶんの対策補強もぬかりはなく、ユーロNCAPテストで5つ星を獲得している

満足している点

インテリアとエクテリア
　名前は懐かしいけれど、カタチにノスタルジーはない。むかし、ゴルフカブリオレといえば、ロールバーがちゃんとあって、割とクラシカルな装いのオープンカーだった。それはそれで個性的だったけれど、新型にその面影はない。
　クローズド状態の、ちょっと猫背なルーフラインを見ていると、ボクなんかは昔のプントカブリオレを思い出してしまうのだけれども、ゴルフが急に流暢なイタリア語をしゃべりだした気がして、急には馴染めない。そうは言っても、なかなかゴルフというおかたいクルマのイメージや、昔のカブリオレの印象を忘れて新型をみることのできない自分がいた。
　ロールバーが無くなっても、新たにロールオーバープロテクションシステムが備わった。これは、横転など万が一の事態が起こった際には、わずか0.25秒で後席ヘッドレスト直後からアルミ製のプロテクションバーが飛び出して、強固なフロントスクリーンとともに乗員を保護する空間を確保するというもの。
走らせて見て
　個人的には、あんまりゴルフに気取った格好は似合わないと思う。なんだか中途半端にスポーツ気分なカタチでゴルフらしい洒落っ気はないよなあ、なんてぶつくさ言いながら乗り込んでみたが、乗ってみても気持ちはそれほど変わらない。
　Aピラーが随分寝ていて、スクリーンの上辺が顔に迫ってくる。それに、妙な圧迫感を覚えてしまった。スポーツカーならそれでもいいわけだけれど、ゴルフのオープンにそんな差し迫った気分の昂揚は求めていない。もっと、ゆるゆるっとした、ちょっと不器用な雰囲気が欲しいなあ、などとさらにぶつくさつぶやきながら走り出す。
　乗った感覚は、ゴルフ味がしっかり残っていて、屋根を切ったことによる後遺症もなく、オープンでもクローズドでも快適に走らせることができた。硬質で小気味のいい乗り心地もそのままだ。これには、ボディやシャシーの作りこみのみならず、パワートレインの性能の高さも大きく影響しているのだと思う。
ただクローズ状態ではフロントに加重が６割ぐらいありオープン状態が理想的重量配分に思う気持ちは薄れてしまった。ソフトトップのオープンカーなのに、くそ真面目で面白みのないヤツになってしまった。そこが、なんとなく惜しい。
　やっぱり“昔"を忘れることは、難しい?! 昔は味出ない乗り出し４５０万だもん

不満な点

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デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験