フォルクスワーゲン ビートル のみんなの質問

解決済み
回答数:
2
2
閲覧数:
769
0

4輪ストラットは80年代に流行したようですが最近はあまりみかけません。4輪ストラットならではのメリット、デメリットはありますか?

独立というだけでリアストラットだとトーションビームのほうが利にかなっているように見えるのですが?詳しい方教えてください。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

80年代に流行したというか一般的な独立懸架だったのはフロントストラットリアセミトレでした。

ストラットの特徴はその名の通りでストラットが応力を受けるのでサスアームはそれほど頑丈である必要はなく、安く作れることです。

ただ、構造上ストロークにあわせて円形状にタイヤのキャンバーが変わるのでその変化を抑えるためにはアームが長い必要がありました。

リアに関してもストラットだと同じです。

セミトレは乗り心地はいいものの斜めにタイヤが動くので深くストロークするとキャンバーだけでなくトーも動くのがデメリットでした。

また、ストラットというのはコイルスプリングとショックアブソーバーが一列に組み合わさっているものの事なので同じような構造でもトーションビームはトーションビームといいます。

トーションビームはスプリングがその名の通りバー形状なのでさらに軽く、低く作れます。

80~90年代のアルファロメオや空冷ビートル、ポルシェが有名どころです。

ただし、これにも欠点があってねじれる時の反発力が同じにしかできません。

太さを変えても細い部分にしか力が加わらなくなるのでコイルスプリングのように弱い部分が潰れたら今度は強い部分が潰れるというプログレッシブ効果が望めません。

こういったことがあってダブルウィッシュボーンが復活したり、さらにそれの発展系であるマルチリンクが主流を占めるようになりました。

ダブルウィッシュボーンやマルチリンクのいいところはストロークするときのタイヤの動きを制御しやすい事にあります。

欠点として構造が複雑になるので重かったんですが、昔と違って剛性が高くて軽量なパイプで作れるようになり、また技術が進むに連れて安価で作れるようになったので多くの車に採用されるようになりました。

トーションビームが廃れてきたのは結局のところサスやショックアブソーバーで応力を受けなければいけないのでコスト的にそれほど有利でない事が一番です。

ストラットに関しては安い車は今でも採用しています。

質問者からのお礼コメント

2014.10.31 18:52

大変分かりやすい回答ありがとうございました。奥が深いのでもう少し基本から勉強してみます。また教えてくださると助かります。

その他の回答 (1件)

  • メリットはあまり聞かないです。
    デメリットは、リヤには大きくてリヤの室内のスペース確保に不利ということですね。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

あわせて知りたい

フォルクスワーゲン ビートル 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

フォルクスワーゲン ビートルのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離