なんでVW空冷ビートルは、空冷なのに同時代の車に比べて、耐久性、走破性、性能に優れていたのですか？

Question

フェルナンド・ポルシェ博士がヒットラーに命令されて設計したそうですが、軍用車の流れの為に優れていたのですか？

Answer 1

その空冷ビートルに乗っていましたが、耐久性があるのはエンジンに無理に馬力を絞り出していない事。最終型でも1600ccで50馬力。しかも低回転です。1200ccでは34馬力です。馬力は少ないですが実用スピードで充分トルクがあります。でもまあ急坂をハイスピードで登る事は苦手です。

またボディの鉄板が分厚い。車をこぶしで叩くと音が違います。
タイヤは15インチだったかな？大径の細身のタイヤで乗り心地が極めて良いです。ビートルに乗って、クラウンに乗り換えたら軽四輪のような荒い乗り心地でびっくりしました。乗り心地が良いという事は路面の衝撃がボディに伝わりにくい。結果丈夫なボディと相まって長持ちします。
又、塗装はエナメルの4重塗装でこれまた丈夫です。
ぶつけたら塗装は高いですが、、

走破性はＲＲだからです。長いストロークの足回りに、大径の細身のタイヤで、その上のに重いエンジンが乗ていて、2駆の中では一番トラクションが強いです。志賀高原に行って大雪にあって、クラウンや他の車は人が押さないと動かない状態でしたが、ビートルはリヤにチェーン付けて余裕で走れました。
今の車のように余計なゴチャゴチャが無い代わりに、徹底して合理的に作られた車です。もう一度乗りたい車ですが、生産していません。

質問者からのお礼コメント

詳しく、有難うございました。空冷で、燃費も悪くなく、素晴らしい車だったようですね。音を聞いたことがありましたが、バサバサ乾いた音を立てていました。見ていても、微笑ましい車ですね。他の方も有難うございました。

Answer 2

そのとおりです。
ヒットラーの命令でシンプルで耐久性があり、修理の簡単な車をつくりました。