国内の工業製品に係る、交換・修理用部品について質問です。

Question

製造終了となった自動車、カメラなどでも、10年は部品を製造・保有しなければいけないという法律があるようですが、具体的な製造期間はどのくらいなのでしょうか？

また、実際に部品のみを製造する生産量は、新型の物の部品と比べると、どうしても少ないのでしょうか？

Answer 1

具体的な製造期間はそのメーカーに委ねられますので、いつまでか？と質問されても回答出来ませんね。
生産完了後の部品製造・保有は、消費者からの圧力で重い腰を上げた旧通産省の肝いりで行われているものです。
製品の取説についている保有年数は、各業界団体と旧通産省が決めたものです。
表向きは自主規制っぽくして「わが社の製品はアフターサービスも安心」の呪文を唱えていますが。
あまり部品を持っていると、保有税(資産扱いになる)なるので、１つでも部品は持ちたくないのが本音です。
修理されると、新しい商品が売れなくなるからです。
もう１つは、国民性にあります。
日本人は、新し物好きで古いものは駄目!な雰囲気があります。
それにひきかえ、欧州人は古いものを大事にし、また頑固なのでかわることを嫌います。
どちらも一長一短ですが、モデルチェンジが早すぎて消費者もメーカーも困っているのが本音でしょう。
かつてのT型フォードやVWビートルのようにモデルチェンジしないのが一番ですが、技術革新からはほど遠いものになりますし、それを怠ると輸入品ばかりになって日本の工業は全て潰れてしまうでしょう。

また日本の工業は他国に輸出した場合、相手国の文化を根絶やしにした経緯があり、例えばカメラは、世界中の中小メーカーを潰し今や自分たちで足の取り合いをしています。
オートバイも同様で、イギリスでは日本に潰されたと思っています。

販売終了後の部品製造については、ヒット商品であれば、ある程度の期間製造されますが不人気商品だと期間は短めです。
部品保有義務年数内に一個でも部品を持っていれば部品を所有していると見なすからです。
よって具体的な年数は、商品・販売量・メーカーの考えが複雑にからみますのでこれまた回答出来ません。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。保有税というものも、あるんですね。