トヨタ シエンタハイブリッド 「家族向けツーリングワゴン」のユーザーレビュー

家族向けツーリングワゴン

2024.11.30

総評

車検証登録としては「ステーションワゴン」になってる（他のミニバンもそうなの？）自分では違和感がないぐらいツーリングワゴンとして使っていて、下道も高速もコーナーもしっかり楽しめている。
新しいシエンタや新旧フリードの隣に止めると、ルーフの位置も低くスポーツ寄りの目線になる。
「ミニバンは嫌だけど、スライドドアにしないと家族から反対される」とか荷物が、、おじいちゃんおばあちゃんが、、で車選びの幅を狭めてるご家庭も多いと思う。スポーツ目的にTEINのサスペンションで3cmダウンした個体にも乗ったが、使い勝手そのままにもっと楽しくなってた。アースカラーっぽい色もあるので、てっちんにして車高あげてSUVぽくしてもいいと思う。（SUVなんかよりもユーティリティ高いぞー）
もし子育てやこれからお子さんが生まれる方、ユーティリティ目的、人生何起こるか分からないから汎用的な車体がほしい方。でかいミニバンは嫌いな方（わかる）オススメだと思います。

満足している点

ミニバンと思われるが、走りにしても用途にしてもステーションワゴンの方が近く、カスタムの方向性も含めて汎用性が高い。

不満な点

ハイブリッドが第3世代な部分。加速に対してもう少しモーターが介入してくれると嬉しい。純正ナビの遅い、押しにくい、わかりにくい動線

デザイン

5

出た当時のデザインに好みが別れてたが、街中に溢れているので普通のデザインになった。流線型のスポーツデザインが好き。10系が後続として出たが、車高が高くなり一気にミニバン感が強まったので、今このサイズでこのデザインは逆に希少。

走行性能

3

全体的にアクアをベースにしているので、そこまでパワフルではない。ハイブリッドは初めて乗ったが、30系プリウスベースの第3世代ハイブリッドの最終世代にあたることもあり、加速、徐行、充電、停止のプログラム制御はガソリン車と遜色なく違和感も感じない。やはり重さがあるのとスポーツモードは無いので、あくまでもファミリーカーの領域はでないが、車体の剛性や純正サスのいなし方が地面に吸い付くようにコーナーを曲がってくれる。ミニバン（セレナ、ノアボク）では車体の高さもあって、搭乗者の頭はもっとブレるので、走りはこちらの方が断然面白い。

乗り心地

3

純正サスペンションはふにょふにゃ？と思うけど最後の方は粘ってくれる。たぶんスプリングの太さや巻き方なんだろうけど負荷の低いコーナーでは早く沈んで、高くなると粘るような動きをする（当然と言えば当然）サスペンションメーカーからでてる硬いサスほどではないが、素人運転で山道をそれなりに走ってもついてきてくれるサスペンションではあると思う。
高級な乗り心地よりも上質なコンパクトカーっぽい（あくまでぽい）乗り味

積載性

5

トランクを開けると広いと思うが、車中泊をするなら別の車の方が良いかもしれない。家族4人で1,2泊の旅行行っても後部座席に荷物を置かなくても全部はいる。新生児がいらっしゃる家庭なら、ベビーバス、おむつ、お着替えセット、ベビーカーは乗る広さがある。ただし長い物とかは貫通できないし、ミニバンのようにトランク下側の空間とかが無いに等しいので、常時置いときたい着替えとか膝掛け、外遊び用遊具があるなら箱を買った方が使い勝手はよいと思う。

燃費

5

納車2ヶ月で1300km走って21km/lぐらい。
お買い物や子供と遊びに千葉県の端っこと埼玉、たまに茨城県、栃木県の一般道中心。普段は毎週2、3回数キロの送り迎え（16号付近なので混む）あり。
ガソリン車と比べてバッテリーをどう使うかでかなり燃費が変わります。充電できてたら30km/l近く出ることもあるし、同じ道でも15km/lなときもある。
最新の第4世代以降ならもっと伸びると思うけど、そのためにうん百万も払えないし。コスパはいいと思う。
前のセレナc26は70000km走って平均10km/l。近所のお迎えだけだと6km/lだったので、倍違う。。

価格

3

中古の相場が全体的に高いのもあるけど、シエンタ高いよね。p170系のハイブリッド後期は200万から超えるので割高感すごい。コスパ考えるなら前期ガソリンもいいと思う。
（燃費的にはトータルでみると3ぐらいしか変わらないかも）

故障経験

なし。
といいたいけど、ヘッドライトのクリアハゲが起きてるのでどこかで綺麗にしたいところ