トヨタ シエンタ 「ハイテクミニバン」のユーザーレビュー

ハイテクミニバン

2022.12.25

総評

日本の道路事情にあった貴重な5ナンバーサイズミニバンで、室内は広く、先進安全機能も最新のものが採用され、また、燃費も良く、取り回しもし易くてとても満足している。
但し、いろいろオプションを付けると結構な金額にはなる。
2列目にキャプテンシート仕様が出たら、更に評価が上がるかも。

満足している点

先進安全機能には驚くことばかり。
・最新のToyota Safety SenseのACC全車速追従機能はとても賢く、とても便利。高速道路でACCを使用中、割込みがあっても急ブレーキにならず、自然に走ることができる。
・足踏式パーキングブレーキではあるが、ACCを活用すると電動パーキングブレーキの代わりになる。尚、停止保持は3分のみだか、3分過ぎると自動的にシフトレバーがPになる機能付き。
・プロアクティブドライビングアシスト［PDA］やパノラミックビューモニターも大変便利で、うっかりミスや視界に見えないところもカバーしてくれる。
・高速道路での追い越しもこれまで乗っていたGB3フリードよりも余裕がある。
・ドライビングポイントが低く、視界がとても良い
・オプションのシートヒーター、ステリングヒーターで冬場も楽々。
・ハイブリッド車の燃費は楽々リッター20km以上で走れる。

不満な点

・ディスプレーオーディオのナビは従来のトヨタ純正ナビより当初劣っていたが、バージョンアップで解決済。
・ハイブリッド車ながらエンジンが3気筒エンジンンの為か3気筒独特のノイズ振動を感じる場面がある。
・2列目シートがフリードのキャプテンシートと比べるとやや物足りなく、妻からはフリードのシートの方が良かったと言われた。6人乗り2列目キャプテンシートモデルがあったら尚良い。
・純正の前後ドライブレコーダーは解像度が市販品より低い。
・ACCの停止保持機能はハイブリッドZのみの対応なので、今後、電動パーキング対応を含めて改善されれば更に商品価値が上がると思われる。

デザイン

4

モデリスタのエアロパーツを付けるとおとなしい犬顔の印象が変わる。
先行予約販売でカタログを見ないで購入した関係でメーカーOPのアルミホイールにしたが、モデリスタのアルミホイールにすれば尚良かった。

走行性能

4

高速での加速も大変良い。
取り回し、運転もし易い。
高速道路でACC使用時、急な割込があっても急ブレーキにはならず大変快適。
ACCはカーブも認識して自動的に減速走行し、街中でも結構使える。

乗り心地

4

乗り心地はやわらかめだが、決してロールが大きいわけでもない。
回生ブレーキが一昔前のような回生と摩擦ブレーキとの段差は無く、非常に自然にブレーキングすることができる。

積載性

4

3列目、2列目シートをたたむと相当の荷物が積める。

燃費

4

コンスタントにリッター20km以上

価格

2

機能が多い分価格は高め。
フルエアロ、フルオプションだと400万円超え。

故障経験

一度だけディスプレイオーディオが停止するトラブルがあったが、電源ボタン長押しで再起動したら、以後起こらなかった。当時、DAのアップデートもあったのでその関係かもしれない。