トヨタ RAV4 「トヨタの新型はイイ感じ！」のユーザーレビュー

トヨタの新型はイイ感じ！

2019.4.19

総評

最近のトヨタ車は本当にボディー剛性とシャシーがいいと思う。それだけにエンジンユニットとトランスミッションがエモーショナルじゃないのが、本当に残念だ。かつてのトヨタは壊れにくさ以外全てが７０点というクルマだったが最近はオっと思わせるものがあると思う。それだけに惜しい。長く乗る相棒だからこそ、長く乗っても飽きない「官能的」な部分にもう一歩手を入れて欲しい。特に私の場合それはエンジンであると思っている。

満足している点

がっちりとしたボディーはエクステリアのデザイン違わず、乗っても十分に分かる。いつも走る高速のランプでもしっかりとラインをトレースし、以前のＲＡＶ４（欧州仕様・日本は現行ハリアー）のような上半身がよれてオタオタとする感じがまるでない。2.5ＬＨＶも車重を感じさせない出足だ。初期トルクの出方はイヴォークやＸ３よりもスムーズで気持ちがよい。
ガソリンエンジンは今回乗っていないので、このあたりがどう出るか分からないが、恐らくＲＡＶ４を選ぶ人の7割以上はＨＶを選ぶのではないかと思われる。

不満な点

前回新型カローラスポーツのコラムでも書いたが、やはりトヨタのＨＶエンジンとＣＶＴの組み合わせが非常に気になる。初期トルクはいいものの、中間加速は大いにおいしいところを外していて、それは走行モードをスポーツに変更しても変わるものではなかった。（エンジンのレスポンスは向上が見られた）そもそもＨＶを選択するとタコメーターも無いというのが気に入らない…しかしポジティブに考えると、シャシーがよくできているため強いトルクも十分に受け止められる。つまりベストな組み合わせはＨＶではなくＥＶだろう。それならタコもいらないし。将来的にはその考案があるかもしれないが、常にＭＡＸトルクが出せるＥＶこそＲＡＶ４の真骨頂である気がする。

デザイン

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走行性能

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ＨＶエンジンへの不満は他項目でも触れたが、ステアリングに関しては熟成が待たれる。恐らく今後のマイナーチェンジで改善が施されると思うが、初期ロットではステアリングにエンジンのブルブルという小刻みな振動が伝わり所々乗っていて気持ちが悪い。個体差かもしれないし、全体的な設計の問題かもしれないが、ＨＶの静粛性とボディーのリジッドさが際立つ故、こういう細かい不快感が目立ってくる。

乗り心地

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助手席に乗った感じは非常に良い。レザーのグレードだったがシートにも質感があり、よく言えば路面のアンジュレーションと切り離されたようなシートなので乗っていて全く疲れない。逆に言えば路面感覚は伝わってこない。もともとアメリカ向けに開発されているだろうから、このセッティングがベストなのかもしれない。

積載性

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ボディサイズが大きくなった分、かなりゆったりと使うことができる。積載性能だけで言えば、ＲＸよりも使い勝手が良い。また、足でバンパーをキックして空けられる電動バックドアも荷物があるときには非常に重宝する。

燃費

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15km/L（市街地２０ｋｍ、高速３０ｋｍの試乗）

価格

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故障経験

なし
関係ないが、ドライビングモードはこのダイヤルで変更し、色が変わるのは好き！