ノアの箱船
このノアは、タウンエース時代からのノアを含めて、数えて3代目のノアです。
先代のフルモデルチェンジでは、ただ、タウンエースが取れただけじゃ
2009.1.23
- 総評
- ノアの箱船
このノアは、タウンエース時代からのノアを含めて、数えて3代目のノアです。
先代のフルモデルチェンジでは、ただ、タウンエースが取れただけじゃなく、エンジンがFRからFFになった事、それによってタウンエース時代では、出来なかった低いステップや可変タイミングバルブの採用によるエンジンの進化、両側スライドドアの採用、フロントシートにハイトアジャスターの採用など、劇的な変化を遂げました。
しかし、残念な事は、遊び心を揺さぶるフィールドツアラーの廃止やリアの内装の安っぽさ(リアオートエアコンの廃止やキャプテンシートの未設定やロイヤルラウンジの3列目アームレスト廃止)とゴージャスなグレードのネーミングの廃止(スーパーエクストラ→X、ロードツアラー→S、ロイヤルラウンジ→L)など残念な点があります。
先代のフルモデルチェンジでドアのコーテシーランプも廃止されましたが、ライバル車が未採用なので必要ないと感じたのでしょうか?
なので、先代のフルモデルチェンジでファミリー色を強くし、遊び心をなくしたのは、ビアンテの弱点と同じと感じました。
この代のフルモデルチェンジは劇的な変化はなかったのですが、ファミリー色を強めたコンセプトは先代とは変わりありません。
バルブマチックエンジンの採用くらいだけでしょうか?
- 満足している点
- すいません。
前置きが長くなってしまいました。
試乗インプレッションにします。
3ZR-FEエンジンで、パワーは143PS、トルクは、19.4Kg・mで車両重量1550Kgの車の走りに関しては、あまり期待はしていなかったのですが、この車にしては、頑張った方でした。
以外にいい走りだったのにはびっくりしました。
パワーは、ライバル車程刺激はないのですが、かと言って不満もありません。
195/65R15のタイヤにも関わらず、急ハンドルをしても揺れも少なくトヨタ車にありがちな、フワフワで酔いやすいと言う印象はありませんでした。
パワステも妥当な重さで取り回しも良好です。
スタイルに関しては、エアログレードは、ステップワゴンみたいに5ナンバーで抑えたデザインでも良かったと思います。
シートが2種類、エンジンが2種類あるのでコストがかかってしまったのは、残念です。
全車シートはマルチ回転シート、エンジンはバルブマチックにしてもいいのでは?
あと、ブレーキには不満がない(でも、ライバルよりは劣ってた)のですが、全車リアがディスクでないのはどうして?
ここからは、長所の書き込みです。
・意外に加速が良く安定した走り。
・2列目のシートの座面が厚くてフカフカなので座り心地がいい。
・タンブルシートのスライドが意外にも長かった。
・5ナンバーに抑えてある割には、室内幅が意外にもある。
・3列目がスライドしないにも関わらず、2列目を1番後ろにしても座れる3列目シート。
・3列目の跳ね上げが簡単で、女性にも優しい。
・3列目使用時でも、意外に荷物がたくさん載る(床下も使うとびっくり)。
・標準仕様のシートは柔らかくて良い。
・標準またはオプションだが、回転対座がライバル車を含めてもこのクラスはこの車だけになった。
・チャイルドグリップは子供に便利。
- 不満な点
- ・とは言え、チャイルドグリップの便利さはデリカD:5に軍配が上がる。
・2,3列目の背丈が短い。
・Sグレードの中途半端な横幅だけの3ナンバーボディ。
・Sグレードのシートは滑りやすい。
・3列目のシートの座面は固く長距離には不向き。
・バックドアが重いからパワーバックドアのオプション拡大化を希望。
・4WDの標準車は、サンルーフが選べなくタンブルシートしか選べない。
・4WDのSグレードは、サンルーフを選ぶとタンブルシートしか選べない。
・4WDのスーパーラゲージボックスは、システムのユニットが入っているので、大きく感じない。
・この車と言わず、最近のこの手の4WD車のオプション制約が多すぎる(デリカみたいな冒険心がない)。
・この手の車はどの車種にも言えるが、フロントシートのアームレストが角度調整式ではない。
・リアシートがスライドしないので、マルチ回転シート使用時の足元は狭い。
・全車がリアディスクブレーキではない。
・エンジンやシート種類が2種類あるのでコストがかかってしまった。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験