トヨタ MR2 「　改めてレビューですが、私の乗る3型ではやはり他と一線を画す様な危険な香りのする車とは感じません。前後の荷重さえ意識して練習すれば、少なくともグリップ」のユーザーレビュー

　改めてレビューですが、私の乗る3型ではやはり他と一線を画す様な危険な香りのする車とは感じません。前後の荷重さえ意識して練習すれば、少なくともグリップ

2011.2.5

総評

　改めてレビューですが、私の乗る3型ではやはり他と一線を画す様な危険な香りのする車とは感じません。前後の荷重さえ意識して練習すれば、少なくともグリップ走行で（タイヤにもよるけど）意味不明な裏切り方はしませんし、定常円等ある程度流せればいざという時立て直すのはそこまで難しい話じゃないです。

　但し、この車よりも運転し易くて且つ速い車は沢山あるので、そういうのがお望みならそちらに乗った方が幸せかと思います。この車は少なくともそれらに対して腕や工夫で補って勝負する攻略性が魅力的なのかもしれません。沢山挙げたデメリットもこれら一つ一つカバーして行くことに楽しさを憶えます。

　ちなみに私は購入まで特別「この車に乗りたい！」と思っていた訳ではありませんが、一度この乗り味にハマってしまうとそう簡単には抜け出すことは出来ません。
かなりの中毒性を秘めたとても魅力的な一台だと思います。

満足している点

　世間で言う所の扱いにくさや危険さはこのモデルではそこまで感じられず、走りの方も思いのほか安定しながらそこそこ速く走る事が出来る。そもそも派手に弄らなくてもそれなりに楽しく走れる車に仕上がる点も魅力。

　独特の回頭性。低速コーナーやパイロンターンでのクルッ！という旋回の仕方はこれが決まるとなかなか他では味わえない爽快さがある。但しこれがこの車の弱点（後述）にも繋がる。

　このレイアウトとしては優れた積載性とキャビンの広さ。デビューした時代背景が反映されているのか、これなら休日のドライブに使用し、そのまま買い物をして帰ってきても然程不便さは感じない。

　ボディ剛性が優れており、ノーマルでもソリッドな動きを体感出来る。
又、車体やエンジン等の耐久性が非常に高く、東北という過酷な地で使用しても錆の浸食はかなり最小限であり、20万キロを控えたエンジンもいまだ軽快である。

不満な点

　1～4速までのギア比が開き気味。また4、5速が近く、高速巡航ではそれなりの回転数となり精神的に疲れる。4速までクロスに換えたくなる。

　バランスの悪さ。このレイアウトでは一般的ではあるが後発の高性能FRと比較するとバランスという点では劣っており、特にこの車に関しては巻き込み易いという前述の低速でのメリットがかえって高速コーナーで仇となっている。

　強力な慣性モーメントの所為か低速でのスラローム等連続S時などの素早い切り返しも場合によってかえって苦手とし、又スライドした際に流れが止まりにくくタイムロスに繋がる傾向がある。

　重心に対して不足気味のリアのトレッド。純正は保安対策かやたら引っ込んでおり、どうしてもバランスが悪くロールが大きい。但しオフセットの見直しだけでもある程度解消する。またタイヤサイズやブレーキ容量（ターボでも片持ち）も後発のライバルと比較すると車格に負け気味である感は否めない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験