もうすぐお別れです
9年間で約14万キロ乗りました。まもなく手放すので最後にレビューを書いて見ようと思い立ちました。
気持ち的にはまだまだ乗りたいです
2010.6.18
- 総評
- もうすぐお別れです
9年間で約14万キロ乗りました。まもなく手放すので最後にレビューを書いて見ようと思い立ちました。
気持ち的にはまだまだ乗りたいですがメンテナンス費用が年々増加傾向だったので降りることを決断しました。将来フルモデルチェンジしたらまた乗りたいです。
これ一台でロングツーリングも買い物も牛丼屋に行くのもたまに仕事も、すべてまかなって来ました。私にとってはオールマイティな車でした。スーパーマーケットの駐車場でネギのはみ出た買い物袋を持って乗り込むのはやや恥ずかしかったですけど。
一番の思い出は、購入した夏に北海道ツーリングに行ったことです。1週間で4500kmも走ってしまいました。北海道と言えばバイクツーリングの聖地ですがオープンカーにとっても最高のステージでした。
運転が楽しいので目的と手段が逆転します。散々乗り倒した今でも車を使う用事が出来ると嬉しいです。
ハイブリッドの噂もありますが何らかの方法で復活してくれることを期待しています。
・デザインについて
車に求めるものとして、私の場合はデザインが第一優先なのですが、この車は購入前の段階でカッコいいのか悪いのかよく分かりませんでした。今はカッコいいと感じますが、カッコ悪く見える場合、無意識の内に見ないようにしてるからと思います。
特定の角度や薄暗い状況でみると非常にカッコいいので、まぁ完成度がちと低いってことでしょうかね。
MR2が無難なデザインながらどっから見てもカッコいいのとは対照的です。
- 満足している点
- 以下長所だけではないですが・・
・動力性能、走行性能
980kgの軽量ボディはエンジンの非力さを忘れさせてくれます。1ZZという実用性重視のエンジンを搭載している点を嫌う向きもありますが、回ればいいってもんじゃないし、トルクの太さを味わうとこれが正解だという気になります。また回頭性の良さは抜群で大抵の山道はステアリングに指一本かけているだけで気楽に流せます。ミッドシップのおかげなのか登りのトラクションのかかり方がとても安定していてアクセルワークにあまり気を使いません。
街乗りでは3速で10kmから70kmまでカバー出来るので割とらくちんです。
高速道路については直進安定性がイマふたつって感じな上、100kmで3000回転なのでうるさくてあまり使いたくないです。高速道路を使うなら幌を開けて80km程度で流すのが気持ち良くてオススメです。4000回転程度がトルクピークなので巡航状態から少し踏めば必要なトルクが得られて、追い越し加速に不満はあまり無かったです。
轍に極端に弱い印象がありましたがアライメントを取り直したらあっさり改善しました。
・その他
燃費は普段使いで14km/l程度で安定。5000rpm以上をガンガン使わない限りどんな状況でも余り変化しなかったです。高速道路を巡航してても余り良くならないです。
色は黒に乗ってましたが他オーナーの車を見ていると白かガンメタが似合う気がします。
ボディ剛性の不足を訴えるオーナーは多かったですが、ボディ強化と重量、価格の兼ね合いを考えると市販車としてはノーマル状態のバランスは正解だと思います。
同じ理由により2ZZエンジン搭載モデルが無いのも正解だと思います。(あれば欲しくなるでしょうけどね)
幌を閉じている時、左後方の視界が最悪ですが、がんばって体をねじって目視する癖がつきました。幌を開けてれば当然良く見えます。左前方も見切りやすく取り回しに苦労することはないでしょう。
何故か蜂が異常に寄ってきます。そしてボディに激しく攻撃を加えて来ます。想像ですが蜂からすると天敵であるクマに見えるのかもしれません。黒だしヘッドライトの形状や全体のシルエットが影響しているのか、興味深い現象ですがスズメバチが寄ってくると結構怖いです。
- 不満な点
- 以下いずれも短所というほどの事ではないですが・・
・内装
200万もしない車なので内装の質感とかは何も求めませんが、色んな所から色んな異音がしてました。神経質な性格なので最初はこんな車と付き合っていけるか心配になりましたが「オープンカー乗りは細かいこと気にすんな!」の一念で乗り切りました。慣れるというのは人間の持つ素晴らしい能力だと実感しました。
・シーケンシャルマニュアルトランスミッションについて
SMT車に乗っていましたが操作性はとても楽しいです。ただ完成度は今一歩といった所でした。特に問題なのは減速して停止寸前に自動で1速に落ちる場合です。油圧でクラッチが自動で切れる訳ですが、その状態で再加速しようとしてもクラッチが繋がりません。アクセルを一旦全部戻してから踏み直すと繋がります。右折レーンで対向車が途切れた瞬間にこの現象が起きるとかなり焦ります。
シフトダウンは世間の評価も高いようですが、確かに良く制御されていると感じます。シフトアップの方は燃費走行を狙って低回転域でシフトアップしようとするとややクラッチの切れている時間が長く、繋いだ時のショックも大きくなる傾向があります。
もうちょい制御プログラムの完成度が上がって、さらに自動変速モードがつけば3ペダルマニュアル・トルコンオートマ・CVTと並んで4大トランスミッションになったかもしれないです。ほめすぎ?代わりにデュアルクラッチトランスミッションに普及の兆しがありますけど。
・幌
幌は個体差が大きいみたいですが、私のはしっかり畳み込んで力強く押さえないとうまく収まりません。畳むときに両サイドを内側に折り込むためにテンションがかかるベルトがあるのですが、無理に畳んだ際の破損を防ぐ目的と思われますがベルトの接合部分がわざと外れやすく作られています。外れ癖がつくと一度畳む度に外れます。私は強引にカシメてしまいましたが、その場合は無理な畳み方は禁物です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験