トヨタ ランドクルーザー60 「古くて重たい、登山靴のようなクルマ……?」のユーザーレビュー

ysk61v ysk61vさん

トヨタ ランドクルーザー60

グレード:VX 4WD(AT_4.0) 1985年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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古くて重たい、登山靴のようなクルマ……?

2019.7.28

総評
こうして見ると、少々のことを気にしていてはとても乗っていられないクルマですね……。
タイトル通り、60ってなんか「ゴツくて古い革の登山靴」みたいなクルマだと思います。

本来の用途からは外れるけれど、ちょっと無理すれば街なかでも履いていられるし、フィールドに出なくてもいざというときには安心感もある。速く走るにはまるで向いていないし、もちろん快適さを求めるならスニーカーやサンダル、トレッキングシューズという選択肢もあるなかで、敢えて革のゴッツイ登山靴を好んで履くような、そういうクルマなのかなと、そう感じています。

私は運転中、主にスニーカーを履いてますけど(笑
満足している点
ロクマルの良いところ、端的に言うならば、

シンプルなデザイン、ほどほどの性能、意外と安い維持費、そんなに悪くない燃費、仕事にも私用にも使える実用性、古いがゆえの希少性、トヨタのワークホースであるという信頼性、ラダーフレームゆえの拡張性……。

といったところでしょうか。個別に語ると長くなりすぎますので、割愛。
不満な点
トヨタ・ランドクルーザー60シリーズの信頼性を揺るがす最大の要素が「純正部品の欠品」。
エンジンや車検に関する部品は比較的大丈夫ですが、駆動系や電装関係でめったに故障しないところが壊れると割と致命傷です。
使えるものが出てくるまで延々中古部品を探す日々…。ただ、翻って流用できる部品がないか探す楽しさもあったりするので、M気質の人にはあまりデメリットじゃないのかも(笑)

あちこちに出現するボディーの腐食、穴あき。そして雨漏り……実用面で一番困るトラブルがボディーのサビ問題じゃないかなと思います。ただ、これも気にしない人は、気にしない。乗り手に豪胆さが求められるということなのでしょうか。

夏場の車内の暑さ。ガラスにUVカットなど入っていないし、一切断熱処理がされていないので、ボディーカラーが黒だと地獄です。暖房は効き始めると暑いくらい効きます。近場だと効き始めるまでに目的地に付いてしまいますが(笑)
デザイン

-

走行性能

-

・パワー感 有り余るほどのパワー感は買ってから一度も感じたことないですが、ディーゼルだけにトルクは異様にあるので、うっかりローギアに入ったままセルを回したりなんかすると、大変恐ろしいことになります。気をつけましょう…不整地では乗りやすいと思います。

・操作性 普通のガソリン車、セダンなどから乗り換えると、小型のバスか何かかと思うほど操作感が違って驚きます。クランクをクイックに走り抜けようと思ったらステアリング操作は大忙しですし、あまりオススメできません。

・扱いやすさ 現行のどのクルマと比べても、決して扱いやすいということはないと思います(だからこそ何年乗っていても飽きないのだと思います)。
乗り心地

-

今のリーフスプリングは購入時から付いていた2インチアップのもので、全体的にはフワッとした乗り心地ですが、リーフ特有の細かな突き上げがあって、乗り心地は大変よろしくないです。可能な限り足回りにはお金を掛けた方が良いだろうなと思います。遮音性もないので、ドライブ中に音楽を楽しみたければどうしても大音量になるかと…。
積載性

-

見た目の割に、積載性はあんまり良くないかなというのが使ってみての印象でした。車高は高いけど、最低地上高も高いので、室内の天井高は案外低いんですね。
むしろ最近の軽バンやワンボックスカーの方がその辺の利便性を考えて作られているので、キャンプ道具どころか自転車や大型バイクまで、割とガンガン積めてて、正直羨ましいです(笑
燃費

-

エンジンの状態、走り方、タイヤのパターンやグリルガード、ルーフラック等の有無、荷物の積載量にもよると思いますが、一番良い時で
・街中=10km/L前後 長距離=14km/L以上
という時がありました。

今はグリルガードやM/Tタイヤなど、いろいろゴテゴテ付いててかつ荷物も積みっぱなしなので、
・街中=9km/L前後 長距離=13km/L前後
という感じです。

排気量と車重、軽油であることを考えれば、案外悪くないかなと思います。ただ、MT車での燃費ですので、AT車の場合はもうちょっと悪いでしょうね。
価格

-

故障経験
中古で買ってから数年は、とにかくさまざまな故障を経験しました。以下、思い出せる故障歴です…。

・キャスター角の修正(納車直後)
・Rデフのベアリング損傷(異音)
・運転席パワーウインドウ故障
・ドアロックのアクチュエータ故障
・ターボの焼きつき、ラジエータからの水漏れ
・スターターモーターの固着(回りっぱなし)
・エアコンのガス漏れ、ブロアモーターの故障
・オルタネーターの故障
・燃料ノズルのO/H
・エキパイの穴あき
・ブレーキホースの破損(車検時に発覚)
・リアゲートのガスダンパー交換
・雨漏り、板金修理

パッと思い出せるのはこれくらいで、バッテリーの突然死や細かい消耗品の交換、朽ちたパーツの交換はもっとたくさんあります。

いろんな意味で飽きないクルマです。

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