グランドハイエースが初代エルグランドより売れなかった理由は何だと思いますか？

Answer 1

圧倒的な販売実績のあるハイエースの衝突要件ををクリアするために意欲的に開発されたグランビアでしたがボンネットを設けたために車内長が短くなってしまい狭くなった車内が仇となり思うように販売が伸びずにその結果ハイエースワゴンの販売が衰えず予定していたハイエースワゴンの販売を中止できず長い期間併売することになってしまいました。
これで本来グランビアに移行させる見込みのユーザーを取り込めずに販売が伸び悩む状況になり車系が混乱し始めてしまいます。

一方エルグランドもキャラバンの後継として開発されるも既存のSUVのシャーシをベースに開発されたために商用車としての使用は切り捨てて乗用車専用として開発され、グランビアのような低床には至らないものの走破性や乗り心地はバンベースのワゴンを上回り多くの支持を得て好調に販売を伸ばしていきました。
また衝突安全性が注目されていた時代背景からもボンネットを意識させる形状で安全性を強調しグランビアが欧州車の洗練された意匠なのに対して米国車を意識した無骨な形状が米国車ミニバンへの憧れのニーズに合致してキャラバン以外からの乗り換えも進みまし

トヨタはこの状況を打開すべく洗練された欧州車路線に見切りをつけて米国車路線に切り替えたグランドハイエースを登場させます。基本ベースは共通でフロント周りをエルグランドを意識した押しの強い意匠にしています。また5ナンバー枠に収めてほしいとの需要にも対応しレジアスエースも投入。なりふり構わず展開するものの既に圧倒的な支持を得たエルグランドの牙城は崩すことが出来ずグランビア、グランドハイエース、レジアスを合算しても太刀打ち出来ずに終焉を迎えることになりまいた。

商用車との共通ボディーの限界と分析し専用設計のアルファードに全ての車系を統合。迷走していた状況を一新してエルグランドからシェア奪回を果しました。
FFの駆動方式を採用し低床化、内外装共に商用車的な要素を徹底的に排除して乗用車専用設計にすることにより多くの支持を獲得しました。

この事からハイエースで成功していたバンベースのワゴン車という車系から脱する事が出来なかった事が最大の敗因と想像します。

逆にエルグランドは2代目でもFRを継承し人気の3.5ｌエンジン１本で販売したために時代の流れが低燃費に移行し始めた事に対する対応が遅れアルファードにシェアを大きく奪われる結果になったと思います。

車内の広さを求める需要も依然続いていた事は200系ハイエースのモデルチェンジで商用車色の強いワゴンが異例の販売となり翌年ワイドボディ版の車系が拡充されたことからも確認出来ます。

グランビア、グランドハイエースもしかり、エルグランドもしかり、異例のヒットの後には新しく変化したニーズを見誤り古い体系を継承してしまい失敗してしまった事例かと想像します。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。

Answer 2

日産がエルグランド一本に対して、トヨタはグランビア、ハイエース・レジアスが既存してたので人気が分散してしまったんだと思います。

フロントグリルの野暮ったい感じでもエルグランドには人気負けしてたように感じました。

後はネーミングも‥。
フロントエンジンですので国内向けハイエースとは別物なのに、販売店の看板のハイエースを付けてしまったのがマイナスでした。
グランビアと同じく輸出向けのフロントエンジンハイエースがベースだったはずです。

Answer 3

発想が、５ナンバー設計のハイエースをワイド化しただけに対して、エルグランドは全く新しいモノを作った為に購買層がそちらに向かったと言うことです。

初代エルグランドはヒットしましたが、２・・３・・・だんだん悪くなっています。ヒットした後は落ちると言う 定説！です。

Ｇハイエースは新しいものが無かったと言うのもあります