天才の方向性を変えたタマゴ
2.4Lと3.5Lって、ずいぶんカタログスペックに差があるので、個人的には中間の3Lくらいが車格的にベストだと思い両方とも
2007.10.19
- 総評
- 天才の方向性を変えたタマゴ
2.4Lと3.5Lって、ずいぶんカタログスペックに差があるので、個人的には中間の3Lくらいが車格的にベストだと思い両方とも試乗してきました。つき合わさせたかみさんは怒ってましたけど。
走行性能としては、2.4Lでも動力は十分でコーナーもLLサイズのミニバンに比べるとキビキビしてます。ただ音と振動の静寂性についてはやっぱり一歩譲るのかなと感じました。3.5Lについては申し分なかったです。他のレビューで言われている足廻りの弱さについても、コーナーを攻めたりすれば気になるんだろうな、という程度。ただ思い返すと他の3Lミニバン車に比べて静寂性が優れているかと言われると、そうでもありません。
総じて印象としてはミニバンではドライバーズカーの部類かなと思いました。少人数1~4人でゆったり使うクルマです。人を乗せるよりモノを乗せるのが得意だと思います。ファミリーカーとしてより、アウトドア派や夫婦・カップル向けの仕様じゃないでしょうか。5人以上で使うシーンを想定されてるんでしたら、アルファードクラスの方がベターチョイス。コストもそこまで大差ないです。もちろんミニバンとして押さえるところは押さえてる感じです。特に装備面は当を得ているという感じで、シートアレンジの質の高さ、オプション設備の充実度は流石です。
我が家はこども2人で両方ともまだまだチャイルドシートが外せません。となると3列目に活躍してもらわないといけないということで、3列目の乗り心地を考えてエスティマを外しました。それとやっぱり2.4L+余裕が欲しい、でも3.5Lまではコスト的にも性能バランス的にも要らないというのが本音でした。これはメーカーとして仕方のない事なのかもしれないですけど。そしてグレードが多すぎてどれが自分にフィットするのか分かり難い。これはインターネットで調べてディーラーでいろいろ営業マンに説明受けたんですけど、豊富なラインナップというよりは分かりづらい文字と数字の羅列。営業マンも半分手探りで説明してて、そこら辺に不安を感じてしまった。いいクルマなのは分かります。実際かなり売れてますし。買うつもりで見積もとりました。ただ売れるように創ったのがミエミエすぎて興醒めしてしまいました。重ねて言いますがクルマはいいクルマです。
- 満足している点
- ●走行性能
①車格を感じさせない走り。2.4Lでも車重が軽いので取り回しの良さを感じます。
②足廻りが柔らかいというレビューがあるが、特にストレスはなかった。
ちなみに高速道路は運転しませんでした。
●エクステリア
①『スタイリッシュ』とか『先進性』という言葉が一番似合うミニバン。
どの角度から見てもかっこいいと思います。
②エアロがなくてもデザインがまとまっていていいと思います。
●インテリア
①斬新なフォルムのインパネ、躍動感のあるメーター類
②2列目シートの性能:横スライド機構とリムジンモード。これは秀逸。
③3列目シートの格納方法:下に格納できるのは現時点でもっとも優れた格納機構であるとは思う。
- 不満な点
- ●走行性能
①クルマ本来の素性の良さをいまいち感じない。デザインと装備のバリエーションで勝負しているクルマ。
●エクステリア
①バカ売れしているところ。多数派でいられる安心感はあるが、マイノリティとしての稀少性は皆無。
純正エアロの有無やホイール変えた程度では個性が出ない。
●インテリア
①2列目~3列目と、後列に行くに従って格段に座り心地が低下する。
②装備面にコストを掛けたのか、インテリアのフロントパネルの質感は見劣りする。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験