トヨタ カローラレビン 「いまだにハチロクを超えるクルマはない 勘違いしないでほしいのですが、ノーマル状態で乗るハチロクは、今の基準で言うとちっともいいクルマではありません。回」のユーザーレビュー

いまだにハチロクを超えるクルマはない 勘違いしないでほしいのですが、ノーマル状態で乗るハチロクは、今の基準で言うとちっともいいクルマではありません。回

2008.2.19

総評

いまだにハチロクを超えるクルマはない
勘違いしないでほしいのですが、ノーマル状態で乗るハチロクは、今の基準で言うとちっともいいクルマではありません。回るけど遅いエンジン、トラックみたいなシフトフィール、フニャフニャなブレーキ。今新車が同じ仕様で出ても、最悪の評価になるでしょう。
でも未だに、サーキットに行けば速いハチロクの１台や２台は必ずいますし、”名車”として新車価格以上で流通しているタマもあります。さすがに最近はそれでも数は減っていってますが、機会あればまた乗りたいという方もいるようです。かくいう自分も、もう１５年くらい所有していて、サーキット仕様車として現役です。メインカーとしての使用は４－５年くらいでしたが、幸いにも何度も手放す危機を乗り越え、今後も手放す予定はありません。
また自分は自動車関係の仕事についていますが、当然まわりにクルマ好きも多く、驚くべきことに、そのまわりのクルマ好き（元を含む）３０代以上の７割以上の人は、”一度は”ハチロクを所有したことがあるということです。
これは”１種類のクルマ”としては驚異的なことで、多分これを読まれている方もまわりにも同じ傾向はあるはずです。その理由は、何なのでしょうか。

満足している点

”クルマ好き”の多くの人が”運転して楽しい”と感じるアイコンは、おおまかに下記の通りだと思います。
①高回転型で楽しいNAﾚｼﾌﾟﾛエンジンを積んでいること
②FRであること
③軽量な、クローズドボディを持っていること
人によって価値観は違うと思いますが、上記３点を持っていれば、誰でも、楽しく運転できると思います。
でも、たったこれだけのことなのに、これを実現しているのは、少なくとも８０年代以降の国産車では、ハチロクしかないのです。
ロードスターは、足やフィーリングはハチロクよりずっといいのに、①③をもっていません。シルビアは、①がダメで、S2000は③を持っておらず、ホンダ1600はみな②がなく,アルテッツアも③がダメ。RX-7は①がﾛｰﾀﾘｰ、ｶﾌﾟﾁｰﾉも③がなく、MR2やﾋﾞｰﾄは②でなく、だいたいタイヤが積めません。その他のｽﾎﾟｰﾃｨｰｶｰでも、①③でハチロクの資質を上回っている国産車はないはずです。
ハチロクのいいところは、①②③のベースを持っていて、シンプルな構造の車体、エンジン、意外と荷物もヒトも積めるスペース、特徴もないがシンプルで飽きの来ないクーペスタイルという、当たり前のようなクルマを、何故か他に造られなかった、それだけだと思います。

不満な点

とはいえ、これから入手しようと思っている人には、余程のお金持ちか、情熱家しかお勧めできる状態ではありません。最終型ですら２０年以上経っているクラシックカーで、それなりに乗るにはボディの修理、エンジンのチューンかレストア、その他もろもろ必要となります。
まあ、これから手に入れようとする人なら、そんなこと言われなくても解っているとは思いますが・・・
ただ、ハチロクで走っている人は、他のクルマで走っている人より、みんな長く続いていることは確かです。
残り少ないハチロク、大事にしましょう。そして、楽しみましょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験