良質な実用車
普段から通勤で距離を乗る(片道約100キロ、高速約70キロ)ため、燃費の良い実用車に関心があります。趣味の車は別にあるので、通勤に使う車
2010.2.3
- 総評
- 良質な実用車
普段から通勤で距離を乗る(片道約100キロ、高速約70キロ)ため、燃費の良い実用車に関心があります。趣味の車は別にあるので、通勤に使う車は専らコストパフォーマンス重視。必然的にMTが残り、その意味でアクシオにも関心があり、今回レンタカーで実際に通勤に使用してみました。
動力性能に関しては、もう充分。高速道路でも充分に静かです。ただし、相対的にロードノイズが高くなるのを感じます。また、風切り音も結構耳に付きます。ただし、これはエンジン音が低いことから感じることでしょう。ブレーキもしっとりと利くと感じました。ハンドリングも実用上問題ないと思います。クラッチを切り、シフトアップする際に、エンジンの回転が妙な上昇をするとの指摘をしていた方がいらした気がしますが、それほど気にするほどのものではないと感じました。1速から2速にシフトアップする際に何度か感じましたが、動きがギクシャクするとかの問題はありませんでした。操作系に関しては全てが軽く、楽です。
快適性に関して・・・よくマニュアルエアコンに関して言及される方がいらっしゃいますが、別に使いにくくないと思います。むしろ熱線のボタンなども空調のパネルの中に組み込まれており、なかなか配慮が行き届いている印象を受けました。暖房の能力もかなりのもので、この寒い中でも風量1でもう充分すぎる位です。タコメーターが無いとの指摘もありますが、サーキットを走る人のでもなければ不要でしょう。それよりも、オドメーターとトリップメータが同時に表示できないことに違和感を感じました。まあ、今時私が時代遅れなのかもしれませんが・・・
居住性に関して、フロントガラスが傾斜していることから来る圧迫感は、思ったほどありませんでした。シートの硬さも良好。微調整も利いて快適なポジションが取り易いです。ただ、ダッシュボードがやや薄めのグレーであるために、若干フロントガラスに反射気味になることがありました。フィールダーのような黒いもののほうが好ましく思います。リアヘッドレストがしっかりしているのも評価できます。
現在乗っている車がこれからどれくらい経費がかかるかということが、今後購入をするかどうかの鍵になりますが、なかなか魅力的な選択肢のひとつとなったことは間違いありません。現在関心があることは、この車の長期的ランニングコストおよび耐久性です。
- 満足している点
- ー優れたコストパフォーマンス。これだけ不足の無い動力性能、安全装備、快適性をもって、100万円台前半で買えるというのは特筆物でしょう。堅実な売れ行きであるのはうなずけます。贅沢を言わなければ、そもそも車はこれで良いのだと感じます。
ー良好な燃費。旧型ビッツの1.0マニュアルでも同じような走行条件で約18リッター走りましたが、今回このクラスで同じ数字をマークしたのには驚きました。下道でもスイスイ走り、高速では約120キロ平均での走行ですので、別にエコランでもありません。極端なエコランをすればもっとあげられかも知れませんが、それは多少お金はたまるかもしれませんが、それ以上に自分とまわりのドライバーのストレスをそれ以上に増やすので、関心はありません。
- 不満な点
- ー特に発進のときに感じる四気筒大衆車クラス独特の安っぽいエンジンの音
ー良好でない視界。今時のコンパクトカーの宿命かも。でも少しばかりながらボンネットの輪郭が見えるのはマシとも言えるかもしれません。でも、現在の普段乗りの車(ゴルフIICLD)はボンネットの先がバッチリ見えるので、取り回しは抜群。これに慣れていると、相当違和感を感じます。
ーおかしなシート柄。わざとドン臭くすることも無いのに・・・これは内装の色も同様。ただし、ドアトリムのセーム皮のような材質はなかなか癒されるような材質。
ーいかにも再生プラスチックを感じさせる材質。
ーちょっと首をひねらないと差し込めないキーシリンダー。もっと差込みやすい位置にあると良いんだけど・・・実際鍵穴の周りはキズだらけ。
ー実際購入したわけではないが、かなり限定されるボディーカラー。もっと若々しい色が欲しい。今時、還暦を迎える人だって、若いころは結構派手な格好をしていたのですよ。思い切った色の設定が欲しい。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験